気がつけば秋に
6月からの猛暑、酷暑で人間も草花もぐったり干上がった今夏。
水やりしようと思っても、西日が暑すぎて辟易していた。
永遠に続くかもと暑さを覚悟していたけれど、
あっという間につるべ落とし、風も秋風。
長く続いているコロナも少し収まり、日常が戻ってきたような、
すっかり変わってしまった様なコロナ後の世界。
人々はどのような感覚なのでしょうか?
街中も電車の中も、コロナ前と著しい変化は見られない。
しかし、少し高級なレストランに入ると、明らかに以前よりお客さんが少ない。
閉店も早くなっているから、食後酒やお茶をゆっくり味わうという感じでもない。
また、バーに寄って雰囲気を味わうより、帰宅してゆっくりした方が良いと思う。
若者はかなり戻っているようだが、
殆どの大人は帰宅が速くなっているようだ。
また、バブル期のように街中に人々が溢れかえるようなことはもうないと思う。
懐かしさはあるが、やはりあの時代は狂乱の時代。
コンクリートを壊しては造り壊しては造りを、繰り返し、
眠らない夜の明かり、食べ物、飲み物を湯水のごとく捨てて、
何もかも大切にせず、浮かれ騒ぎ、国も人々も無駄遣いし放題。
そのつけが今来ている。
ノーベル賞受賞の大隅教授の以前の言葉で、
「遠い将来を見据え、いかに自然に負荷をかけずに生活できるか、生物に学ぶことがある」
と語り現在の消費社会の在り方に疑問を投げかけている。としていた。
心配性、もったいながりやの私は、数十年前から、地球の資源はいつか枯渇するのではと危惧していた。
今だけ、自分だけでは、未来の人々に申し訳ない。
もう遅いけど、立ち止まり地球の恵みを大切に守っていきたい。
一夜限りの月下美人 春蘭