長く続ける
2016/04/28
毎日新聞、海原純子さんのコラムから、
女医である彼女は
“長年の細々とした仕事の継続は、確実に私自身を変えてくれたと思う”
“何事も細々とでも長く一生懸命続けることは力を持つのだと思う”
そして、『刀剣を磨く』という詩から、
”せっせと磨いても刀は光らないが、磨く本人が光ってくる。
リッチモンドスクールは来年で30年を迎える。
まさに細々と続けてきた。
何か成し遂げたのだろうか?
気がついたら30年経っていた、というのが正直なところ。
初めの頃は
ストレスいっぱいで鬱々としたり、
パニックになったり、
我がままで、未熟だった。
最近は、慣れか惰性か、
苦痛で仕方がなかったことでも、
辛いと思わなければ、苦痛を感じなくできること。
ストレスに押しつぶされそうになっても、
そのストレスを楽しもうと、
思う事が出来るようになった。
そして、
ハードルを越えた時の喜びは大きい。
が、越えられなかった時は
違ったハードルだったと思う事にする。
何も成し遂げていないけれど、
長く続けた間に、
心豊かな、素晴らしい人々に出会え、
世の中の広さを実感・経験したことが、
私を成長させてくれたと思う。
resilientな日本人
2016/04/22
大災害だというのに、
首相を始め、政府関係者は誰も現地入りしていない。
選挙前の資金集めのパーティーに忙しいとか、
ゴールデンウイークの外遊とか。
東日本大震災時のパニック的対応と違い、
国会を見ていても政府は全くの他人事。
大災害が起こっているという緊急な態度がまったく感じられない。
それに較べ、一般の人々は、
毎朝の挨拶は、熊本のことで始まる。
助け合おう精神に溢れ、
日本中みな我がことのように心配し、情報を交換し合い、
悲惨な状態を我がことのように感じている。
東北で経験したことを生かし、
物資の送付、寄付のしかた、ボランティア募集等、
確かな情報が拡散されている。
東北でも感じたが、
被災者は文句も言わず、誰のせいにもせず、耐え忍び、
この災害を引き受けている。
広場に整然と並んだ車の列を見ると胸が痛い。
また、台湾からは直後の寄付、
韓国人元慰安婦も寄付を募ったり、
中国人も心を痛めているというコメントを寄せている。
被災した留学生たちは、
整然として混乱も起きず、自分のことより他人のことを優先している日本人に感動したと。
これは、どんな時でも自分より他人を優先する日本人の民族性だと
コメントしていた。
世界の情報でも概ね好意的で、
カナダ在住日本人が、
カナダでは、このような国民性が日本の早期の戦後復興をやり遂げた。
日本人に対して“resilient”と云う言葉が新聞紙上で飛び交っていると
言っていた。
世界に誇れる民族性は一般の人々のみが持っているのだろうか・・・。
一市民として
2016/04/06
昨年の安保法制反対で国会前に通ってから、
震災直後から友人が続けている官邸前での原発反対の抗議行動に
参加させてもらっている。
新参者としてちょっと肩身が狭いが、
気が付いただけども良いかと自分で慰めている。
みな、抗議行動で知り合い、お仲間になったとか・・
政治的イデオロギーは全く関係ない。
職業・バックグラウンドは様々。
みな意識が高く、強固な志を持って行動している。
本質をとらえているため、
ものの見方がピュアーで優しい。
また、話題も豊富、
歴史・哲学・美術・音楽、造詣深く、
世界情勢から身の回りの些細な事柄まで
毎回、勉強させてもらっている。
声を上げ続けることが大切とはわかっていても、継続することは難しい。
でも声を上げ続けないと、
この国は変な方向に進んでしまう。
5年も続けているなんて、本当に凄い事。
たった半年でも挫けそうになるのに、
諦めることなく行動し続けることが、私に出来るのだろうか?
集会後の楽しい食事飲み会がなければ、もっと挫折しそう。
strong will powerを持ち、
みなが幸せと思えるような、より良い社会をめざし、
微力ながら行動し続けよう。