就活
2013/02/22
現在、就活真っ只中のW大学の生徒さんがいる。
とても優秀で、学業にアルバイトに日々頑張っている。
昨今の女子大生らしく前向きで見ていて頼もしい。
英語習得にも積極的で、個性がある、
英語だけでなく、先生・他の生徒さんからも何かを学ぼうとする姿勢がある。
その彼女が今、就活に奔走していて落ち着かない様子だ。
画一的な就活は、何か違和感がある。
マニュアル通りの面接での応え方、履歴書の書き方、
How to で皆同じように学ぶ。
それで彼女の特異な個性が顕示できるのか?
目先を追いかけ、大切なものを見失っているような感じがする。
就職は、人生の最初の分岐点に過ぎない。
特に終身雇用でなくなりつつあれば、最終目的ではない。
自分の能力を信じ、幅広い、奥深い人間性を磨くことの方が必要だ。
国際競争力と言われて久しいが、
目に見える勝ち負けではなく、
形のない、目に見えない日本人の誇りで、世界で戦ってほしい。
私の時代は就活という言葉もなかったし、
就職活動は、学業に影響なく行った。
就職活動のためのお休みは認められなかったように思う。
大学の4年間は、遊びに・学業に、大人になる覚悟をするところだ。
高校を卒業して1,2年は新しい世界で楽しいことを経験して、
3,4年になったら腰を落ち着けて、専攻の学問を究め、
勉学に励み、考える力を養うべきである。
大学の4年間は学業をしっかり学び、
欧米のように、卒業した後、
世の中を見渡し、落ち着いて自分自身と将来を見据えて、
就職先を探せばよいのではないか?
年功序列・終身雇用というような雇用形態では無くなっている現在、
企業側は就職形態も変えるべきではないか?
小さくてもお雛様
毎年登場
日本から学ぶ10のこと ―毎日新聞から
2013/02/15
2月10日の毎日新聞
時代の風から - 西水美恵子
元世銀副総裁の西水さんに
東日本大震災から間もなくしてメールが転送されてきた。
その一通のメールは世界を駆け回ったとのこと。
そのメールの題名は、
10 things to learn from Japan
① The Calm (平静) 悲痛や悲嘆に取り乱さず悲しみそのものが気高い。
② The Dignity (威厳) 秩序正しい行列。無秩序、不作法は皆無。
③ The Ability (能力) 頑丈な建築物。
④ The Grace (品格) 買い占めなど起きず、他人と分け合った。
⑤ The Order (秩序) 略奪もなく、渋滞の車も整然とし、思慮分別のみ。
⑥ The Sacrifice (犠牲) 原子炉に留まった作業員。
⑦ The Tenderness (優しさ) レストランは値を下げ、ATMも稼働、強者は弱者を介助。
⑧ The Training (訓練) 誰も自分のすべきことを知り、すべきことをした。
⑨ The Media (報道) 崇高な節度を保つ速報。平静なルポのみ。
⑩ The Conscience (良心) 停電になった時、
レジに並んでいた人々は品物を戻 して静かに去った。
そして彼女は最後にこう言って閉めくくった。
”私たちがあたりまえだと思っていることを、いかに世にまれなことかと
驚異の念をもって称え、だから日本人は大丈夫と支えてくれる人々が、
世界に大勢いることも・・・・・・・。“
多大なお褒めの言葉を世界中から頂いたが、
我々はそれに応えられているか?
質の高い人間が溢れるように、影響力を世界に与えられるのか?
内に秘めた毅然とした強さと優しさに満ちた人間性を本当に持ち続けているのか?
震災を忘れないと同時に、自戒を込めて、あの日に立ち返ることが必要ではないか。
しばしば登場の野良猫、寒くて可哀そう、、、
実用か無用か
2013/02/08
このところ、日本は対ドル・対ユーロで円安になり、
世界的な株高と、安倍政権のばら撒きで日本も株高になり、
疑心暗鬼ながらも、少し気分は上向きになる。
でも、景気が良くなることに重点を置かれすぎていないだろうか?
お金=幸せ?
目に見えるものだけが、幸せなのか?
幸せの多様性はないのか?
読書に関して、ある人が言っていた。
今、流行っている本は殆ど実用書;
自己啓発本、健康・ダイエットに関しての本、料理本、
また、how to本等。
一方、小説は実用書のジャンルではないので、読者は減少傾向らしい。
しかし本の中に描かれる様々な人々を知り、その人生を経験し、
それらの人々から学び、
そこから、知識が広がり、自身を見つめる事ができる。
考察力、判断力、想像力が培われる。
立派な実用書ではないか。
或る裁判官が
近ごろの人は小説を読まないので想像力が乏しい。
その様な人が裁判員制度で裁判員に選ばれ、人を裁くのは危険だと言っていた。
全て、有用か、無用か
得をしそうなもの、すぐ役に立ちそうなもの、で決めてしまうのは短絡的で稚拙だ。
何にでも云えると思う。
橋本市長のお蔭で有名になった文楽や歌舞伎、クラッシック音楽も、
心の栄養になる。
教養と云えるものではないか。
目先の利益のみ追い求めるのではなく、心豊かに、幅広い人間を目指したい。
週末、沖縄に
お天気に恵まれ真夏のように暑かった
世界遺産、勝連城跡
ホテルから見た夕日
明治神宮参り
2013/02/01
初詣のメッカ、明治神宮にお参りに行った。
正・五・九参りと言って、
1月、5月、9月にお参りすると一年を通じ、厄除け、商売繁盛など、
沢山のご利益が頂けるとの事。
その最終日、トモ爺さん夫婦を成田山詣でのお返しにお誘いした。
遠方、成田からお出まし頂いた。
近くて遠い明治神宮、
26年も表参道にいるのに、お参りは初めてである。
原宿駅の隣、大鳥居から続く長い参道は、
都会の真ん中と思えないほど深い木々に囲まれ、
大自然の森林浴で、心身が癒され、清められた気分になる。
人出が多いのにもかかわらず、平和で静寂な清とした雰囲気。
御社殿は、古式蒼然とした趣の中にも、洗練された美しさがあった。
都会のパワースポットとも言われているらしいが、うなずける。
トモ爺さんは、表参道は初めてという事で、
お参りの前に散策がてら、ランチは南青山のイタリアンへ。
お参りの後に寄った表参道ヒルズでは、
奥さんの光江さんがトラヤカフェで
お目当ての数種類のあんペースト、ケーキ等買いしめていた。
リッチモンドティータイムの定番、お隣組の“Omotesando Koffee”で
お持ち帰りのコーヒーと一口菓子を買って、リッチモンドで一休み。
トモ爺さんはブログ”スローライフなトモ爺さん“を毎日更新しているため、
ブログネタの写真を沢山撮っていた。
明治神宮・表参道ツアー
万歩計は13,000歩7.5kmを示していたが、全く疲れず爽快な気分。
明治神宮のご利益か、お供が良かったのか、
お世話になりっぱなしのトモ爺さん夫婦に少しお返しができたら嬉しい。
御社殿入口
御社殿