David先生の中国事情
2019/03/29
20年くらい前にリッチモンドスクールの先生だったDavidが帰ってきた。
彼は中国で10年間ビジネスをしていたが、
今回トランプと中国の関係でビザ取得が困難になり、日本人の奥さんと帰ってきた。
彼はボストン出身、大学を終了後来日し、日本語をマスター中にリッチモンドで働き、
その後ロンドン大学でMBAを取得、
シンガポール、香港、上海で金融界に身を置いたという輝かしい経歴を持つ。
しかし、彼の優しい性格上、過酷且つ冷酷な金融界を去り、
2年間のフルタイムで中国語をマスターし、教育界に戻った。
上海で10年間、教育界で成功している。
中国人は、教育に多額のお金を払う事はいとわない。
中上流層は、子息に欧米の教育を受けさせる。
小学校からMBAコースまで、彼はそれらの手続き、紹介、準備等を指導し、
入学後も論文指導やtutor等をネット上で行っている。
噂に聞く中国人の金銭感覚とは大違い。
価値があるものには、納得したら惜しまずお金を使うし、
信頼関係を築けたら、とてもやりやすいと言う。
残念なことに、中国人は現在の日本には興味がない、
日本は綺麗で優しく骨休めに遊びに来る所、との認識だとか。
また驚いたことに、
上海の物価は、教育・住居は日本よりはるかに高く、
給料も高い。
ステレオタイプの日本人の描く中国とは隔世の感がある。
このままいくと、
以前から言われていた日本のガラパゴス化が本格化する。
現状維持が好きな国民を脱し、オールを漕いで前に進まないと。
若者よ、大志を抱いて海外に出てみよう。
八千代台校は春爛漫
表現力・思考力
2019/03/01
リッチモンドスクールは32年前スタートした時から、
表現力の強化をコンセプトにしている。
当時は日常会話中心のサバイバルイングリッシュが主流だった。
リッチモンドのように、
間違えても良いから、自分の意見を言えるようにと、
先生がしつこく質問するというスタイルは無かった。
時代が変わり、
我々が唱え続けていた表現力が重要視されている。
表現力不足は
英語だけの問題ではなく、日本人全体の問題。
島国の日本では、
同質的な考えが多く、言わなくてもわかる的な思考回路。
”何故?”って言われ、思考停止、返答に窮す。
また、自己表現の基礎を学ばない教育のせいではないか。
60年、70年安保で行動した学生を2度と作らないため、
考える時間を与えず、もっぱら暗記するだけの教育方針にしたと思う。
思考力・表現力を学ぶためには、
沢山の本や新聞を読み、
色々の人に会い、異なる意見を知り、理解しあう。
その結果、
培われた思考力に豊かな表現力が生まれる。
意見を言わない日本人は卒業しよう。
ゴルフ場はもう春がそこまで。