親を亡くした子供たち
2017/08/25
広島・長崎の原爆で親を亡くした子供たち、
空襲で親を亡くした子供たち。
戦争孤児。
忘れられた存在。
原爆や空襲で逃げまどいながら親とはぐれたり、
疎開先から帰ってきたら、出迎える親も家も無くなっていたり。
食べ物も、着るものも、すべて無くなり、
幼くしてどうやって生きていったのだろう。
国は助けてくれるどころか、厄介者として見捨てた。
浮浪児をゴミ扱いで、番号を付けて取り締まった。
絶望などという甘ったれた感情ではなく、
極限状態で必死に生き抜くのみ。
想像を絶する地獄の日々。
二度と戦争孤児の悲惨な苦しみを繰り返さないために、
語り継いでいきたい。
週刊STから
According to a June survey by NHK, 14 percent of 503 respondents across the country
aged 18 and 19 said they didn’t know Aug.15 was the anniversary of Japan’s surrender.
(NHKが6月の行った調査によると、全国の18歳と19歳の503人の回答者のうち14%が、
8月15日が(戦争)で降伏した記念日だと言うことを知らないと答えた。)
8月は戦争を忘れない月に
2017/08/14
広島・長崎の原爆、そして終戦の8月。
年々、戦禍を扱った番組が少なくなっている気がする。
以前は8月になると、
あちこちのテレビ番組で、戦争の悲劇をうたったドラマが放映され、
この悲劇を繰り返すほど、人間は愚かではないと思わせた。
CTVでさんまの沖縄戦のドラマや、
中国に残された赤十字の看護婦のドラマとか、
もう数年前に放送された再放送を泣きながら見て、
若い人はどう感じるのだろうと思った。
遠い昔の出来事、自分とはかけ離れ現実味が感じられないか、
核戦争やゲームの中の戦争の方がリアルなのか?
誰かが、言っていた。
戦争を知っている人間が居なくなる頃、戦争が起きると。
また、100年くらい経つと人類は戦争を始めると。
戦争では何も解決しないのに。
300万人(そのうち250万人は普通の市民)
ともいわれる文字通り尊い生命が奪われ、
沢山の犠牲のもと、
今の我々が居ることを忘れてはならない。
二度と再び戦争をしないという誓いを立てたからこそ、
亡くなった人々に対して申し開きができるのだ。
8月は、戦争で亡くなった尊い生命に思いをはせ、
静かに、祈りの月にしたい。