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格差

2014/11/26


意味不明な解散で、ただでさえ落ち着かない師走に向かい気持ちがざわつく。
何をしているのだ、政治家の先生方(?)と叫びたくなる。

 

かつて日本は“一億総中流”と云われ、先進国中、最も格差がない国だった。
アベノミクスとやらで、昨今は、富める者はますます富み、
貧しい者はますます貧困に。

 

trickle-down theory (トリクルダウン理論)
富裕層が豊かになると貧困層にも波及し富が行き渡るという理論。

 

今や、トリクルダウンは古い経済政策と云われている。
格差は広がるばかり、決して富が上から下に、とはならない。

 

オバマ大統領やオランド仏大統領らは、
「貧困」「格差」「不平等」を切実な問題ととらえ、
向き合わないと経済成長も社会の安定もないという考えを示している。
(毎日新聞)

 

「貧困」「格差」「不平等」
士農工商、ヒエラルキーの江戸時代を彷彿させる。
後、数十年すると人口は江戸時代と同じになってしまうらしいから、
時代は逆行し、経済格差だけでなく、情報格差も加わり、
一般庶民は疑問も持たず持たされず、
貧困者はずっと貧困に甘んじていなければならないなんて、
真っ暗な日本の未来だ。

 

今のままでは、そうなるのは時間の問題だ。
何とかしなくては。
せめて選挙には行かなくてはね。

 

 

 

お酉さま(宮益坂の御嶽神社)

 

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安楽死 ‘Death with dignity’

2014/11/14


‘Death with dignity’ advocate dies in Oregon
(Japan Times週刊STより)

 

安楽死を宣言していた29歳の末期がんの女性がオレゴン州で
医師の処方薬で亡くなった。
彼女は、何人もの医師に診てもらい、数か月かけて出した究極の結論が
尊厳死だった。
彼女の選択を自殺だとの批判もあるらしいが、
彼女は〝自分は死にたくない、がんに殺される″と
インタービューで言ったそうだ。

 

日本では認められていない安楽死はアメリカにも数州しか認められていない。
世界でも数か国しか認められていない。

 

20数年前、私の母は壮絶な痛みと戦い、苦しみの中、ガンで亡くなった。
昔の人だった母は、堪えることは運命だと思っていた。
全身がん細胞に侵された身体で、毎日、頑張るわ、と言っていた。

 

息を引き取ると、苦しみから解放された美しい母の顔が現れた。
それでも残される側は生きていて欲しいと願った。

 

母の闘いは自分のためではなく、
私達、残される者のために頑張ったのではないか。

 

アメリカでいう安楽死、尊厳死は医師による自殺幇助を意味し、
日本の尊厳死は、アメリカでは自然死を意味するそうだ。
自然死は医師が積極的に延命行為をしないことで、
医師による死への導きはない。

 

欧米では尊厳死の合法化への議論が盛んだ。
日本では、自然死(尊厳死)が漸く認められ始めているが、
延命措置を行わないと決断するのは、非常に難しいと思う。

 

 

 

 

深まる秋の表参道

 

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イスラム国

2014/11/07


ISIS;イスラム教スンニ派の過激派武装組織
最近、イラクとシリアの大部分を制覇している。

 

エボラ熱旋風と言い、
世界を震撼させる出来事が続いている。

 

エボラ熱も脅威だが、何とか出口が見えそうだ。

 

それに較べ、イスラム国は世界中から青年をリクルートし日々拡大している。
油田も押さえているので、お金も潤沢にあるとか。

 

武器と資金を持った残虐なならず者国家。
映画の世界でよく目にするモンスター、恐怖の世界。

 

イラクを叩いてしまったアメリカ、ブッシュ政権に重大な責任がある。
どうしてくれるの?と言いたい。

 

欧米の華やかな世界の隅で、
豊かさを享受できない格差の広がる世界に絶望的になる若者が
破壊主義に憧れ、先進国社会からイスラム国に参加する。

 

資本主義の歪みがこのような人々をつくってしまったのではないか?

 

おりしもアメリカではオバマ政権が敗北宣言。
共和党の強いアメリカ、経済優先のアメリカ、勝者優先のアメリカに、
自分さえよければ精神で、どんどん世界は利己的な方向に進んで行く。

 

強い日本を取り戻すと言っている誰かも同じ。

 

世界は終焉に向かっているような気がする。