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リッチモンドスクール名簿No.1

2016/08/29


 

リッチモンスクールの名簿NO.1はProf.M.
先生は、英国の大学病院に留学していたので、英語は問題ない。
でも、リッチモンドスクールを開講した時、
ご祝儀だと仰って、入会金をお払い下さった。
なので、生徒名簿は一番。

 

その後、J大学病院小児外科の先生方が続いている。
当時、先生方は殆ど、research fellowとして海外の大学病院に研修に行ったため、
留学前にリッチモンドスクールを利用して下さっていた。

 

Dr.Mが最初に英国に留学した時は、45,6年前、
先生の勤務していた病院には
まだ、日本人を見たことが無かった人が殆どだという。

 

また、戦争による嫌日の人、
黄色人種(近年聞いたことが無いが)に対しての差別。
たった一人の日本人ドクターとして孤独の闘いの中、
自身の立ち位置を確立した。
今では考えられない環境でも
英国生活をエンジョイした。

 

彼の英語は勿論素晴らしいが、
ガンガン通じさせる強引な英語。

 

数々ある彼の語録、
“私は、『ハートでしゃべる』から上手いと云われるのだ”と
若い先生たちに訓示していた。

 

少々の間違えは気にせず、
話したいことが溢れ出て、聴き手の心を揺さぶる。
まさに心が話している。

 

追:
英国滞在1年後に奥様とお二人のお子様がいらして、
飛行場でお会いになった時、
“俺の女房はこんなにブスだったのかと、また、モンゴルの子供が来たかと思った”と
仰っていた。

 

彼女は大変お綺麗な方で、お子さん達もとても可愛いのに。

1年ぶりに見る日本人のその平らな顔をみて、
高い鼻に慣れすぎたからだとか・・・。

 

 

 

 

 

 

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生徒さん

2016/08/19


 

私がリッチモンドスクールを始めてすぐ、
知合いの制作会社の若い女の子が2・3人で「英語を習いたいんです」と
キャピキャピやって来た。

 

その中の一人が、思いっきり明るいMちゃんだった。

 

暫くして会社も英語も辞め、
4・5年経った頃、突然電話があり、少し大人になったMちゃんと再会。
「また、ご近所になりました。会社で英会話をやりたいので、出張して下さい」と
有難い申し出を頂いた。

 

その後、紆余曲折、
大学にも行き、子育ても立派にし、様々な事に挑戦し、
会う度にどんどん大きくなっていく。

 

先週、彼女の習っている教室のsummer Concertに行った。
キャッツを英語で、ラ・ボエームはイタリア語で、堂々と唄った。
彼女らしい素直さで清らかさ溢れる歌唱。

 

始めはドキドキしながら、聴いていたが、
途中から、彼女との想い出が甦えり、
また、自分が歩いてきた過ぎ去った出来事に思いを巡らし、
歌声に遊びながら、胸がいっぱいになった。

 

コンサートで
個人的に感動したのは、
ちょっと年配の方が、「世界の平和を願って一生懸命歌います」と歌う前に異例の挨拶。
『死んだ男の残したものは』を歌詞をかみしめるように歌った。
彼女の平和の思いに心からの拍手を送った。

 

いつも全速力で前を向いて走っているMちゃん。
ひたむきで健気で、
その一生懸命さは、どこか人の心を和ませる。
また、周りを爽やかなエネルギーに包む。

 

明日はダマスクローズの薔薇のグループ展を観に行く。
今年の8月はどっぷりMちゃん月だ。

 

成長し続けるMちゃん、来年は何を見せてくれるのだろう。

 

 

 

 

 

 

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日本の良心

2016/08/10


 

Japan’s Emperor Akihito hints at wish to abdicate.  BBC

 

天皇陛下が退位したい意向を述べられた。

 

日本中が(と言っていいほど)テレビの中の天皇陛下のお言葉に聞き入っていた。
天皇陛下のお気持ちが素直に伝わり、
「もうお休みください」と言う気持ちになったと思う。

 

被災地への旅、
贅沢な感じとは程遠いお二人の身なり、
背中を丸め、板の間に膝をつき、人々の話を聞いて回るお姿は、
いつ見ても胸が熱くなる。

 

慰霊の旅では、
南方の暑い地で正装し、長い間深く頭を下げられ、
ご自身のお立場を懺悔するようなお姿もまた
感動的だ。

 

守り続ける宮中祭祀、
日本古来からの伝統を受け継ぎ、次世代へ継承し、
未来永劫、日本国が続く限りその責任を負う。
ある意味がんじがらめの宿命を背負う。

 

また、そのためには、
確固たる象徴天皇としての姿勢を貫く。

 

ともすれば右寄りに傾きつつある日本を憂慮し、
政治利用されないよう、
象徴天皇としてのお立場で出来うる限り、
日本の平和を願っている。

 

お二人の無私の優しさは
キャッチボールのように日本中を優しさに包みこむ。

 

ある新聞では、美智子妃殿下は日本で最も人気のある女性だと言っていた。

 

このような清らかな美しいお二人の姿は

キナ臭くなった世の中の最後の砦。

 

お二人は、日本の善意・良心だと思う。

 

 

 

 

 

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憎悪犯罪

2016/08/05


19人もの人が亡くなった障害者施設相模原殺傷事件。

 

欧米では、憎悪犯罪の場合、
普通の犯罪に比べて社会全体の価値観に挑戦する側面を持っているため
量刑が加重されるという。

 

彼の、何か根本が欠落した常軌を逸した行動は、特殊なのだろうか?

 

最近の、生産性と効率が第一の社会。
弱い者や、自分と異なる人に対しての虐め・差別。

 

ヘイトスピーチ、ネトウヨの存在など、
身体の芯が冷たくなるような憎しみの言葉。

 

善と悪の境界線のあやふやさ。
社会的秩序の崩壊。

 

そのような風潮が普通の人を犯罪者に仕立てるのではないか。

 

また、マスコミで時代の寵児のように、もてはやされている人の、
心のブレーキがかからない物言いが、
若者には違和感なく受け入れられている。

 

私にはモンスターが喋っているとしか思えない。

 

障害者を持った母親から障害者に向けたメッセージ
『・・・・障害のある人もない人も、私達には一人ひとりが大切な存在です。
障害があるからと言って誰かに傷つけられたりすることはあってはなりません。
もし誰かが、「障害者はいなくなればいい」なんて言っても、
私達達家族は全力でみなさんのことを守ります。
ですから、安心して、堂々と生きてください。』

 

報道ステーションでこのメッセージを読んだ小川アナウンサーが
思わず声を詰まらす場面を見て
胸が熱くなり、相手を思いやることのできる普通の若者もいるのだと安堵した。

 

 

 

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