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さようならTくん

2016/03/23


H先生と私のアイドルT君。
彼からプレゼントされたブーケと自筆カード。

 

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G小学校を卒業と共にリッチモンドスクールを去ることとなった。

G中学校は、部活が盛んで、
以前もHちゃんがG中学生になった途端休みがちになり、
遂に時間が取れなくなりやめた。

名門と云われる私立でも、
部活が体育系の様に厳しく、先輩に早く帰ることは許されないらしい。

T君の最後の授業は、きりっとした制服姿。

つぶらな瞳が印象的で、
独特な感性を持ち、
律義で素直で純粋。
ユーモアのセンスも抜群。
言動も行動も可愛く、毎回笑わせてくれた。

ある日は、
宮澤賢治の雨にも負けずを、暗唱しながら入って来た。
抑揚をつけ大きな目を見開き、最後まで行ったところで、
そう言う人になりたい?と聞いたら
うーん、あんまりと、返答に困っていた。
可笑しくて先生と笑い転げた。

また、H先生との絶妙のやり取りも可愛く可笑しく
T君の英語好きはH先生によるところが大きい。

毎週彼に会えるのが楽しみだったので、
来週から会えなくなると、寂しく哀しい。

どのような中学生になるのか、
これから出会うであろう様々の困難に、
今のままの綺麗な心で立ち向かうことが出来るように、
つぶらな瞳が悲しみにあふれないように、
彼の将来が輝かしいものであるように。

“夏休み集中コースは来るよ”と言ってくれたので、
今から楽しみにしている。
有難う、Tくん、またね。

 

 

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新ホームページ

2016/03/18


ホームページを一度作成すると、愛着が湧いて変えたくない。
でも、リニューアルしないと集客に支障をきたすらしい。
現在のものは3回目。
特にスマホの時代、スマホ対応が必須。

今のホームページは友人の息子さんが相場の10分の1くらいで制作してくれた。
とても気に入っている。
でもでも、仕方ない。
電車の中で全員下を向いて検索しているのを見ると、やっぱりなー、と思う。

そこで、現在制作中。
別の会社に就職した友人の息子さんにはもう頼めないので、
数あるセールス電話から、
まともそうな会社と契約し、コンサルタントも含め契約した。

リッチモンドを始めた時は、ワープロの時代。
パソコンは、あまり普及していなかった。

3年くらいたった時、クライアントの社長さんがMacを下さった。
私は、面倒そうで欲しくなかったが、
アメリカ人の先生に ”貰おうよ” と懇願されたので、Macがやって来た。
その先生の厳しい指導の下、
おかげで、人より少し早くコンピューターを使える様になった。

色々便利になったけど、
ランニングコストが一時代前より嵩む。
それに使いこなさなければ、ストレスが溜まる。
消費文明に踊らされているような嫌な気分になる。

 

 

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3月11日

2016/03/08


あの日、
東京では、地震直後のあまりの揺れに興奮状態。
帰宅難民のことや、人々が一斉に家路を急ぐさまが報道されていた。

東北であのような惨事が起こっていたなんて、想像もしておらず、
その後のテレビ画面から送られてくる画像に言葉を失った。

それからの数週間は、
日本中が悲しみの底に沈んでしまった。

また、原発事故は日本中を前例のない恐怖に陥れた。

突然命を奪われた人々、まだ海の底に眠っている人々、
一瞬のうちに家族も仕事も家も失ってしまった人々。

直後の卒業式で、涙をあふれさせ、上を向いて神様に尋ねるように、
“試練というにはあまりにむごい”という中学生の答辞は、
今でも映像と共にはっきりと浮かぶ。

“あの時”が近づくにつれて、新聞やテレビでは、
沢山の涙を流したであろう人々の声を再び聞いている。

どうやって乗り越えて行ったのか?
きれいごとは沢山言えても、
結局、諦めるしかない、
自身で引き受けるしかない。

あの時の、
うずくまるしかない悲しみは心の奥深くしまい、
不条理を受け入れ
心を奮い立たせながら、前に進んでいるのだろう。

そして福島は、、
あの町の人々に笑顔が戻ってくる日は来るのだろうか。

 

 

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海外移住

2016/03/02


“その時”がまたやって来た。
日本中が悲しみに凍りついていたあの日々から5年目。

日本はどうなってしまうのだろうと、
あの時感じた絶望感よりもっと暗い気分だ。

安倍政権は、被災地のことはすっかり忘れているかのように、
世界中にお金をばらまいている。

ちぐはぐな、心を感じられない復興計画。
被災地は、地の果てのように忘れ去られている。

コントロールされてない原発事故処理もそのまま、
原発再稼働に突進。
福島の人々の心を踏みにじっている。

被災地の復興を第一に掲げて、
一丸となって日本丸は進むべきだ。

このような日本の将来を諦めて、
数年前から資産を海外に移し始め、
子弟を海外に移住させている人々が多々いる。

返還前に、裕福な香港人は香港脱出したように、
経済的、物理的に許される人々は日本脱出を始めている。
日本から資産も優秀な頭脳も流出し始めている。

人生も後半にかかっている我々は、
移住もままならず、
沈みつつ日本に住むしかないと、友人と慰めあっている。

 

野良ちゃんズ

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