世界平和
2018/02/20
オリンピックの喧騒に惑わされないようにと思っても、
羽生選手や小平選手の金メダルには、心から歓喜しウルウルしてしまう。
全てを犠牲にし、ひたむきに、がむしゃらに、
一心不乱に突き進んできたであろう日々を思い、感動に心震える。
それは、日本が金メダルを取ったと浮かれているわけではない。
日本人として、彼らを誇りに思うのではなく、
一人の人間として、彼らの偉業に心からの尊敬の念を抱く。
彼等には、
一時代前の、日の丸を背負って戦いました的な悲壮感はない。
彼等には、
自分に打ち克った誇り、
平たんではなかったであろう道のりを回顧し
支えてくれた周りの人々への感謝に溢れていた。
また、戦いが終わった後の他国の選手との健闘の称えあいに心打たれる。
羽生選手とフェルナンデス選手
小平選手と李相花選手。
そこに存在するのは信頼と友情、
国境はない。
オリンピックは、
利権の塊で、ある一部の人にお金が舞っていると思うと、たまらく不快だが、
百歩譲って、世界平和のためなら、我慢しよう。
ある女優さんが、映画のインタビューで、
「世界平和」と言い、その場には見当違いなコメントだと皆の失笑を誘ったとか・・。
銃も戦車も壁もいらない。
私も叫ぶ「世界平和」
満開の緋寒桜(表参道)
ミモザ(表参道)
英語教育
2018/02/02
英語教育の大御所、鳥飼久美子さん著の「英語教育の危機」の書評が、
毎日新聞に掲載されていた。
彼女はかねてから、
”日本人が英語を話せないのは、文法と長文読解ばかりやっているからだ“
との指摘は的外れだという持論だ。
英会話スクールを30数年やってきて、彼女の指摘に全く異論はない。
この教室を始めた当初は、会話中心の授業で、
面白楽しく会話をし、話せるようになりましょう、的な会話スクールだった。
市場はほとんどそのような学校ばかり、
また、教材もそのようなものばかりだった。
確かにあの当時は、高学歴で英語が出来ても、話せない人が多くいて、
日常会話的な授業も必要だったこともある。
しかし、英語知識の詰まった、つまり、読める・書ける・文法完璧のような人は
数時間のnativeの日常会話を習えば、全く問題なく話すことが出来る。
という事は、
やはり学校で学ぶ文法・読解・英作はとても重要で、
それをおさえておけば、話せるようになるのは簡単なことなのだ。
数年前、中学生の英語をボランテイアで教えたことがある。
会話中心の教科書で、説明等は無く、ただ暗記するような教科書だった。
中学生が、英語の基礎的知識や文法等を勉強せずに、
理解出来るようになるのか、疑問だった。
英語の基礎がなければ、
文法をきっちり学ばなければ、
語学の上達は無い。
話せても、書けなければ文盲だ。(実際、英語文盲の人は居る)
話せても、教養に裏打ちされた内容がなければ、英語が使えることにはならない。
リッチモンドスクールは一段上の語学スクールを目指している。