偏見・差別 Prejudice, Bias, Discriminate
2018/10/29
今日のレッスンで、先生が生徒さんに質問していた。
“自分の性格で、こうなりたいというところは何か述べなさい”
リベラルな一人の生徒さんが、
”自分は差別的な人間ではないが、それでも少なからず偏見がある、
それを直したい“
世界中、分断が起こっている。
対立が生まれ、分断された民衆はお互いを憎しみあい罵り合っている。
世紀末のような恐怖を感じる。
日本でも、弱者やマイノリティに対する誹謗中傷は酷すぎる。
自分の考え・意見のみが正しく、違った意見には口汚くののしる。
稼げない人、生産性がない人は生きる価値がない。
何でも自己責任。
どうしたら良いか?
心療内科の海原先生が、
『別の視点でものをみる』
自分が見たくない部分こそあえてみようとするのは勇気が必要だ。
自分と違うもののとらえ方をする人の話を聞く勇気を持ちたい。
『視点をかえる』
ものの見方をひとつの方向ではなくさまざまな方向でみることが、
そのことを全体的にとらえて把握するのに大切であり、
視点や考え方が固定化するのはリスクが高くなる。
どうしたらそのような寛大な心持ちになれるのか?
沢山の人と会い、価値観の違い、思考回路の違い、文化の違い、等々、
さまざまな相違点を、意見を戦わせながら理解し、
心広く、認め合うことが必要ではないか。
易しいことではないが、そうありたいと思う。
健気に和蘭
優秀な中学生
2018/10/09
リッチモンドスクールの生徒さんは、ひと味違うcharacterの方が多い。
そのため、教える側の先生たちは生徒さんと話すのを楽しみにしている。
先生もcharacterの人ばかりなので、話題も広く深く面白い。
ある先生に、
“Masakoは厳しく我々を選ぶ、
でも生徒さんも厳しく選ぶから・・・・ビジネス的には?“
と言われた。
『生徒さんを選ぶ』なんて、そんな失礼な事は、しているつもりはないのだが、
類は友を呼ぶで、同じような傾向の生徒さんが集まっている。
今回、紹介するのは中学3年生のお子さん。
英会話の経験は、学校でもなく、
スクールに行ったこともなく、
夏休み2週間ホームステイに行ったのみ。
初めてのレッスンでは、
文法の間違いもなく受け答えをしていた。
そのうえ、discussionではイエス、ノーを即答、その理由を自分の言葉で語っていた。
学校の勉強をしっかりやっていれば、会話は出来るのだと実証してくれたようだ。
会話中心にシフトしようとしている英語教育、
会話だけやっても中途半端、基礎をしっかりやっていれば話せるようになる。
また彼の様に、
何にでも興味を持ち、知識を自分のものにすれば、
何処から責められても、自分の考えをはっきり言えることが出来る。
英語が上手は、英語だけの問題ではなく、
中身の濃い、どっしりした自分を持つことなのだ。
また、楽しみな生徒さんが入ってくれて嬉しい。
初めての家庭菜園の収穫。