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麻生さん、新聞読んで (毎日新聞投書から)

2018/06/29


 

 麻生氏は、新聞を読まない人が自民党支持者だと仰った。

 

“国のトップや指導者たちは新聞を丁寧に読んでいると思っていました・

それが、・仕事の一部だと。”

 

“読むことにより国民の生活、政治批判、弱者や世界の情報を吸収し、

自分の置かれている立場を考え、また反省して前を向い歩いていくのではないでしょうか。“

 

”麻生さん、新聞を読んでください。その中には小さな叫びが沢山あります。“

”国民一人一人が見ていることを忘れないでください。“

 

近頃、新聞を取ってない人が多いと聞く。

ネットやTVで十分だと云う。

 

ネットは自分が知りたい、興味のある情報しか入らない。

 

新聞は、

全く興味のない分野にも目が行く。

そして、様々の立場の人々の声も聞ける。

自分の世界を広げられ、

あらゆるジャンルの知識が詰まっている。

 

先日、若者と話す機会があって、

「あなた達は払った分の年金は貰えないわね。」と言ったら、

「そうなんです。」と淡々と返答した。

 

「本来、老後の資金として国に預けている自分のお金が減るなんておかしくない?」

と言っても、

「諦めています」と言う。

 

自分の半径のみで生きていったら、

ロボットのように働き続け、

国に納めるお金はどんどん膨らみ

疑問も持たず、「仕方がないわ」

 

そんな世の中になって良いの?

 

意識して日々過ごし、

拡散的好奇心と知的好奇心を常に持ち、

世の中の動向をしっかり見極めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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中村哲先生 “気立て良く生きる”

2018/06/19


 

ずっとあこがれ続けていた井戸掘り先生こと中村先生の講演会に行く機会がやっと巡ってきた。

 

1984年にハンセン病治療の為、ペシャワールに赴任した。
ソ連侵攻・湾岸戦争・アフガン戦争・アフガン難民等の戦禍の中でも、
ペシャワールにとどまり、
悪戦苦闘しながら診療所を次々開設し、治療をし続けた。

 

水不足によりさまざまな弊害があると気づき、
治療の傍ら、井戸掘りから始まり、
灌漑用水路を作り、
砂漠の土地をみどりの肥沃の土地にした。

 

その工法は、
日本古来の治水技術を使い、メンテナンスも現地人が出来るように
木や石で作った。
九州人の先生は、柳川の治水工法を継承している技術者に会って、
試行錯誤を重ね、ついに水路を完成させた。

 

現地の人と力を合わせ、苦労に苦労を重ねた様子は、
テレビ番組で見知っていたが、
先生は訥々と穏やかに話をすすめる。

 

“むずかしいことをやさしく、
やさしいことを深く
深いことを面白く“
井上ひさしの言葉が浮かんだ。

 

気負いのない勇敢さ、潔さ。
そして、印象に残った言葉
“気立て良く生きる”

 

あのような辺境の地で、
数々の大変なご苦労を難なくこなし
医者として文字通り、沢山の命を救い
人々の暮らしを豊かにし、
決しておごらず
中村先生の底力を感じた。

 

トランプに行きそうなノーベル平和賞、
ぜひ中村哲先生に!

 

 

 

 

 

 

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