妥協するという事
2018/11/30
対話姿勢 今こそ評価を
by 中西ベルリン支局、毎日新聞
“トランプ大統領のように、異論を排除するのではなく、
対話を模索してきたメルケル氏の「言葉」と「姿勢」が、改めて評価されるべきだと、
私は感じている。“
お互いのメンツを立てながら、妥協点を見出す能力。
この能力に優れているのが、メルケル首相だとのこと。
“妥協には、
相手に譲歩する勇気と、異なる意見を尊重する「真の強さ」が不可欠だ。“
アメリカも日本も、
トップはこれが全くできない。
反対意見を言われると、
激高し、頭に血が上り、相手をののしったり、意味もないことを口走る。
子供ではあるまいし、あちらの世界の方が近い大人で、しかも一国の責任者。
何故、鷹揚に異なる意見に耳を傾けることが出来ないのだろう。
知識・学識・見識の欠如、無知蒙昧。
忍耐力・胆力の欠如か。
オバマさんが去り、メルケルさんも引退したら
自己中心の指導者の舵取りによって、
行き先は何とかの一丁目?
譲歩する勇気と、人の意見を尊重する強さ、
為政者だけでなく、
世界中の人が学んだら、平和な世の中になるのに。
あっという間にクリスマス模様