Native Speaker
2016/09/23
時々、電話の問い合わせで、
「先生は全員nativeですか?」
「子供時代から30年くらい外国に住み、nativeより英語が上手な先生もいます。
そういう場合は、nativeと言いますが・・。」
「分かりました。・・・・」電話が切れる。
30年前、リッチモンドスクールを始めた頃は、
“外国人の講師”を唱っていた。
世の中の風潮として、“外人=青い目・白い肌”が英語の先生だった。
現在、リッチモンドスクールの英語講師は英・米・加・と日本人が二人いる。
H先生は、小学校がアメリカ、高校がアメリカ、フィリッピン、
その後、外交官のご主人と、ロシア、インドネシア、フランス、
30年以上、外国滞在、大学は日本のため教師免許も持っている。
文法・ニュアンス・発音・日本人の苦手箇所の把握・知的レベル、
何れをとっても勝っている。
また、もう一人のL先生は、W大学の学生。
日本生まれの日本育ちのブラジル日系五世。
教育はアメリカンスクール。
頭脳明晰・明瞭闊達・責任感・何をとっても卓越した能力を持っている。
二人ともまったくnativeに劣らない、むしろ優れている。
以前、チャイニーズフェースの講師を生徒さんに説明するとき、
“マレーシアンチャイニーズのオーストラリア人”と言ったら、
”オーストラリア人だけで良い“と、それを聞いていたアメリカ人に注意された。
アイデンテイテイーの問題ということなのだろう。
大分改善されたと思うが、
英語を学ぶのは、肌の色や容姿・国籍・何々人という事に拘る人がまだ居る。
優れた人・劣った人は国に関係ない。
昨今、ダイバーシテイーに対して後退しているようだ。
そういう事がヘイトスピーチにも繋がると思う。
夏の名残
灼熱の夏の終わりに
2016/09/14
元来、身体は丈夫な方で
食べ過ぎ、飲み過ぎで具合が悪くなる程度だったが、
今夏は、違った。
激しい嘔吐に始まり、腹痛から腰痛、頭痛、多発した口内炎に、
すっかり体力を消耗してしまった。
何らかの菌に感染した結果らしいが、
これが世にいう夏バテなのかしらと嘆いていた。
また、悲しいかな、年と共に回復力が遅く、
免疫力も低下したまま。
そうなると、やる気も起こらず、ますますlazyに。
気力体力の戻りは、涼しい秋を待つばかり。
ここで天皇陛下を持ち出しては失礼だが
体力の衰えは抗えないもの。
「生前退位」の英訳抜粋の説明を、ロバート・キャンベルさんが新聞で述べていた。
英文は、原文より鮮明な意思表示になっていて、
陛下の考えや苦悩が海外でも理解されるだろうと説明している。
In coping with the aging of the Emperor.
I think it is not possible to continue reducing perpetually
the Emperor’s acts in matters of state and his duties as the symbol of the State.
天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、
その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、
無理があろうと思われます。
略
It occurs to me from time to time to wonder whether it is possible to prevent such a situation.
こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります。
(宮内庁の英訳文から)
今週は涼しくはなったが、
多発する台風の影響で雨が降り続いている。
爽やかな秋晴れが待ち遠しい。