2015年にさようなら
2015/12/28
年の暮れ、
今年も嬉しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、
苦しかったこと、感動したこと、
生きていくことは、沢山の経験をすること。
そしてそれが、その人の糧となって、
他人の悲しみや喜びを自分のこととして引き受け、
豊かな想像力が生まれる。
ギスギスした世の中。
戦後70年の時を経て平和が壊れそうな日々に
底知れぬ恐怖を感じる。
その中で、
リッチモンドスクールでは、
先生も生徒さんも広い世界観を持っているため偏らず、
深い問題意識を持って学んでいる。
そのため、
リッチモンドスクールには優しさが溢れていて、
お互いに、そのことに感謝し続けている。
“知るは楽しみなり”をモットーに
知的で笑いの堪えない楽しいリッチモンドスクール。
皆様の優しさと温かさに、感謝をこめて、
来年もリッチモンドスクールをよろしくお願い致します。
12月29日から1月4日までお休みいたします。
新たな気分で5日、新年スタート。
野坂昭如レクイエム
2015/12/25
♪ ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか
ニ、ニ、ニーチェかサルトルか
みーんな悩んで大きくなった ♪
♪ 男と女の間には深くて長い川がある
誰も渡れぬ川なれどエンヤコラ今夜も船を出す
Raw & Raw Raw & Raw
ふりかえるなRaw Raw ♪
焼け跡闇市派、中年御三家、早稲田中退落第コンビ。
また一人、昭和の男が逝ってしまった。
真面目に不良して、
優しさや弱さを隠して悪ぶって
戦争で生き残った悲しみや苦しみを胸に秘め、
反抗の世代の旗手として生き抜いた。
機知に富んだ痛烈なブラックユーモアで
皆を煙にまき、
小説家・歌手・作詞家・政治家まで、多才ぶりを発揮し、
人生を泥臭くスマートに生きた。
若い時読んだ『火垂るの墓』の心に染みる悲しさは
あのサングラスのふざけたおじさんと、一致しなかった。
近年10年くらい、新聞のコラム「七転び八起き」で
<今、あの頃と同じ、戦争の足音が聞こえる、
戦争は何も残さず悲しみだけが残る。>と述べていた。
「自分を貫く精神の、ああいう素敵な男たちはもう出てこないわね。」
故大島渚監督の妻の女優小山明子さんの言葉。
カッコ良い生き方をしたカッコ良い男たちが次々に亡くなり・・・
悲しい。
表参道イルミネーション
クリスマスパーティー
2015/12/16
恒例クリスマスパーティーが今年も開催された。
一番楽しみにしていたMさんがインフルエンザに倒れ欠席。
また、Oさん、Yさんは、ご家族の会食会で来られず、
別のYさんはお引越し、Fさんは仕事、本人たちも私もガッカリ。
例年に比べて、ちょっと少なめの出席者。
ちょっと悲しいけれど、気を取り直して楽しみましょう。
ベテランKさんが、このくらいの人数もゆっくりできて良いですねー、
と、仰った。
確かに落ち着いて沢山飲み食べが出来、
色々な人とお話が出来、和やかな雰囲気。
みな、お仲間と云うほっこり感に包まれていた。
サプライズは
昨年、卒業してしまった金曜クラスの生徒さんがいらして下さった事。
毎週金曜のルーティーンとなっていた
リッチモンドの顔のような存在だった方たちとの再開は、
私だけでなく、皆も歓声を上げて歓待した。
沢山の人々の温かさに支えられて、
毎年クリスマスを迎えられる。
感謝をこめて心からの有難うを皆様に。
パーティーたけなわ
リッチモンドのホープYukiさんとArniel
リッチモンドのマスコット天才K子ちゃんと仲良しAさん
金曜クラス
美男美女で秀才Dr.&Drs,、天は二物も三物も与えるらしい
ダンディCarl
土曜クラスと奇抜なファッションのLena、中身は超優秀
弘子さんのクレープ、由美ちゃんのローストビーフ、恵子さんの混ぜご飯
第3次世界大戦
2015/12/11
リッチモンドスクールのアメリカ人講師から聞いた話。
彼の義弟のアメリカ人兵士からの話では、
アメリカ人の彼らは、既に世界戦争に突入している、
とみていると云う。
フランス・ロシア・アメリカも空爆を行っているし
イギリスも国民の反対にも拘らず、空爆することを決めた。
日本からは遠いが、
日本も大量の武器や戦闘機をアメリカから買い、
日本の軍需産業も勢いを増している。
第2次世界大戦のように、
民衆が気付いた時には、すでに遅し、
と、ならないために、
私たちは出来ることから始めなければならない。
「さあこれからだ」毎日新聞で、
鎌田實先生は
【聴診器と愛でテロとたたかう】と述べ、
“世界中が時限爆弾がセットされたような状態で
生きて行かなければならなくなる“との現状分析。
また殺害された後藤健二さんの有名な文章
”目を閉じて、じっと我慢。怒ったら、怒鳴ったら、終わり。
それは祈りに近い。憎むのは人の業にあらず、裁きは神の領域。
――そう教えてくれたのはアラブの兄弟たちだった“
パリのテロで妻を殺されたジャーナリストのメッセージも世界を駆け巡った。
“私は君たちに憎しみの贈り物をあげない。
君たちはそれを望んだのだろうが、怒りで憎しみに答えるのは、
君たちと同じ無知に屈することになる”
世界戦争を回避するためには、
甘いと思われても
武器を捨て、人道支援。
愛に、人間愛に、賭けるしか戦争への道から逃れる方策はない。
カラヤン広場のイルミネーション
消費税
2015/12/04
やっと慣れてきたが、消費税はやっぱり好きになれない。
再来年4月から10%になることで、軽減税率をめぐって議論されている。
各国では、しっかりした基準に基づいた軽減税率がある。
柳田邦男氏が毎日新聞で述べている。
英国やデンマークでは、
新聞や出版物に対してゼロ%。
柳田氏は、
家庭での読み聞かせや、
小中高校生に読書習慣を浸透させる活動をしてきた観点から、
貧富格差で本が買えない家庭が増えることを危惧している。
新聞も、
若い世代に、広く世界と時代について知識と判断力をつけるために必須で、
消費税は新聞離れを加速させ、
子供や若者の人間形成を貧弱にする。と述べている。
また、イギリスでは、
食料品や子供用品は非課税だ。
その中でも贅沢品は対象外で、
かなり細かく分類されているとか。
外国では、将来のある子供や若者を大切にする政策がとられている。
次の世代は関係ない、
今さえ良ければ、の日本は、
誰かが、
軽減税率は面倒くさいとか、大変すぎるとか、
失礼な発言をしていた。
そんなことでは出生率は上がりませんよ。
代々木八幡宮(都会の中にひっそりと)