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読響

2017/11/29


 

リニューアルされたサントリーホールのコンサートに行った。

 

読響に入会し10数年になる。
クラッシック初心者から卒業できないが、
奏でられる音に響く感性は、少しずつ磨かれているようだ。

 

今回は、
メシアンの歌劇“アッシジの聖フランチェスコ”
休憩をはさんで全幕5時間半。
全幕日本上演は始めて。
睡魔に襲われることなく、あっという間だった。

 

舞台いっぱいの多種の管楽器、打楽器、銀盤打楽器等が、
様々の音の世界をくり広げ、
壮大なイメージを作り出す。

 

また、鳥類学者メシアンと言われるように、
楽器が奏でる数種の鳥の唄声が会場に広く響き渡り、
心が澄み渡っていくようだった。

 

クリスチャンではないので、
宗教をベースにした音楽に抵抗を感じる時が時々あるが、
フランチェスコの歌い上げる愛や平和には引きずり込まれ、
心地よい感動に包まれた。

 

拍手鳴りやまず、
スタンディングオベーション。
胸に突き刺さった感動に観客は立たずにはいられなかった。

 

外に出ると
カラヤン広場はクリスマスツリー。
来月公演は恒例の第九。
月1回の清涼剤は続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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中国語

2017/11/14


 

3度目の挑戦で、中国語を習っている。

 

大ベテランの李先生が、当分弘前に滞在することになった。
弘前大学の教授をなさっているご主人が体調を崩され、
やはり傍にいなくてはと、東京を離れた。

 

今まで李先生に全権依頼、
中国語コースに関しては、お任せしていた。

 

李先生の留守の間、中国語コースの再構築。

 

二人の新講師を迎え、新たな体制で再スタート。

 

台湾出身のママさん講師と
上海出身の慶応大学女子学生。

 

ママさん講師は大学まで台湾で、イギリスの大学院を出て、
ご主人はイギリス人。
家では、英語・日本語・中国語の3か国が共通語。

 

女子学生講師は上海の小学校を卒業し、
中・高校はアルゼンチン。
卒後は日本で2年間日本語学校に行き、慶応に入学。
中国語・日本語・英語・スペイン語と4か国語を話す。

 

私の先生は女子学生。
半分認知症になりかけた私に、
何度も繰り返し、根気よく教えてくれる。

 

今や、日本のインターナショナルスクールでは、
中国語が必須科目とか。

 

漢字がわかるから日本人は覚えやすいと言われているが、
日本にない発音が多々あり、
西洋人の方が発音はし易いと思う。

 

文法より発音の方が難しいので、
耳の良い子供の時にするのがベスト。

 

なんといっても10倍の人口、私たちはいつもアウエイ。
中国語がマストな時代が必ず来る。

 

私も今回は本気モードで頑張る。

 

 

 

 

 

 

 

先生お手製の教材

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広島へ

2017/11/06


 

厳島神社の観月能の前に広島に寄った。

 

広島は二度目だが、
核兵器廃絶と恒久平和を求めるシンボルとしての原爆ドームを
再度訪ねたいと思った。

 

広島というと、日本人としてシンパシーを感じる。
沖縄に感じる気持ちと似ていて、
戦争で最も悲惨さを味わい、犠牲になってくれた場所。

 

真夏の記念式典、テレビで中継される平和記念公園は
修学旅行生で溢れていた。

 

平和記念資料館は、
一瞬のうちに焼け野原になったCGが流れたり
被爆資料や遺品などが展示されていたが
以前に比べ、きれいに整理整頓されすぎて、
悲惨さや恐ろしさを隠しているようだった。

 

毎日新聞の日曜版、小川糸の”つまずきの石”から。

 

ドイツでは歩道を歩いていると金属プレートが埋め込まれ、
亡くなった人の名前、生年月日、命日、亡くなった場所が、
そのプレートに刻まれているという。

 

ドイツには国中に、戦争のモニュメントが点在し、
”戦争の記録と記憶は常に日常生活の目に触れる場所があるから、
うっかりそのこと忘れてしまうという隙間がない。

 

“なかったことにしたい事実に覆いをかぶせるのではなく、
自分たちのこれからの平和のためにあえて直視する。“

 

戦争の残酷さ悲惨さはひたすら覆い隠す日本。
戦争の悲劇が常に人々の目に触れるドイツ。

 

どちらが平和な国を構築できるのだろう。

 

 

 

 

 

 

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