芸術に癒されて
私事ですが、
近親者が亡くなり、
深い喪失感と、心が折れてしまったまま、
うちひしがれた状態が続いている。
華々しいところに出る勇気は無く、
お誘い頂いたパーティーは殆ど断っている。
以前より
都民劇場と読売交響楽団の会員になっているため、
月に一度のコンサートと演劇は、否応なくチケットが送られてくる。
気が進まないまま、藤山直美の喜劇を観に行った。
彼女は父親からDNAを全て受け継ぎ、天才的な喜劇役者。
以前見た、亡くなった勘三郎とのアドリブ応酬の舞台は、
今、思い出しても可笑しい。
藤山直美のバカバカしいまでの可笑しさは、
一時、私の心を和ませてくれた。
また、読響のコンサートは、
R.シュトラウスの「英雄の生涯」は壮大なイメージが、
ブルックナーの交響曲7番は、響き渡る音の世界に身を包まれるような感じで、
また、バリトンの小森輝彦さんの荘厳な歌声は、
心の奥深く浸みわたり、心が震えた。
津波で家族を亡くし、深い悲しみにいた人々が、
音楽に慰められたと言っていたが、
今は、その気持ちがはっきり分かる。
このように日々癒されて、悲しみを奥深く埋め込みながら、
前に進んでいくのだろうか。




