
リッチモンドスクール名簿No.1
リッチモンスクールの名簿NO.1はProf.M.
先生は、英国の大学病院に留学していたので、英語は問題ない。
でも、リッチモンドスクールを開講した時、
ご祝儀だと仰って、入会金をお払い下さった。
なので、生徒名簿は一番。
その後、J大学病院小児外科の先生方が続いている。
当時、先生方は殆ど、research fellowとして海外の大学病院に研修に行ったため、
留学前にリッチモンドスクールを利用して下さっていた。
Dr.Mが最初に英国に留学した時は、45,6年前、
先生の勤務していた病院には
まだ、日本人を見たことが無かった人が殆どだという。
また、戦争による嫌日の人、
黄色人種(近年聞いたことが無いが)に対しての差別。
たった一人の日本人ドクターとして孤独の闘いの中、
自身の立ち位置を確立した。
今では考えられない環境でも
英国生活をエンジョイした。
彼の英語は勿論素晴らしいが、
ガンガン通じさせる強引な英語。
数々ある彼の語録、
“私は、『ハートでしゃべる』から上手いと云われるのだ”と
若い先生たちに訓示していた。
少々の間違えは気にせず、
話したいことが溢れ出て、聴き手の心を揺さぶる。
まさに心が話している。
追:
英国滞在1年後に奥様とお二人のお子様がいらして、
飛行場でお会いになった時、
“俺の女房はこんなにブスだったのかと、また、モンゴルの子供が来たかと思った”と
仰っていた。
彼女は大変お綺麗な方で、お子さん達もとても可愛いのに。
1年ぶりに見る日本人のその平らな顔をみて、
高い鼻に慣れすぎたからだとか・・・。