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resilientな日本人

大災害だというのに、
首相を始め、政府関係者は誰も現地入りしていない。
選挙前の資金集めのパーティーに忙しいとか、
ゴールデンウイークの外遊とか。

東日本大震災時のパニック的対応と違い、
国会を見ていても政府は全くの他人事。
大災害が起こっているという緊急な態度がまったく感じられない。

それに較べ、一般の人々は、
毎朝の挨拶は、熊本のことで始まる。
助け合おう精神に溢れ、
日本中みな我がことのように心配し、情報を交換し合い、
悲惨な状態を我がことのように感じている。

東北で経験したことを生かし、
物資の送付、寄付のしかた、ボランティア募集等、
確かな情報が拡散されている。

東北でも感じたが、
被災者は文句も言わず、誰のせいにもせず、耐え忍び、
この災害を引き受けている。
広場に整然と並んだ車の列を見ると胸が痛い。

また、台湾からは直後の寄付、
韓国人元慰安婦も寄付を募ったり、
中国人も心を痛めているというコメントを寄せている。

被災した留学生たちは、
整然として混乱も起きず、自分のことより他人のことを優先している日本人に感動したと。
これは、どんな時でも自分より他人を優先する日本人の民族性だと
コメントしていた。

世界の情報でも概ね好意的で、
カナダ在住日本人が、
カナダでは、このような国民性が日本の早期の戦後復興をやり遂げた。
日本人に対して“resilient”と云う言葉が新聞紙上で飛び交っていると
言っていた。

世界に誇れる民族性は一般の人々のみが持っているのだろうか・・・。

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