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オバマ大統領

7年前、オバマが大統領に就任した時は、
若くてカッコ良く、聡明で、人道的で、平和主義な、
全て初めてづくしの黒人大統領に米国だけでなく、世界も注目した。

彼の就任演説を授業に使うようにと、
講師たちにコピーを渡したのを覚えている。

全体の80%しかパスポートを持っていないという米国人の偏狭主義。
世界の中心だと未だに幻想している一部のアメリカ人。
トランプ候補に熱狂するアメリカ人。

そのような国民の中、
国民皆保険制度への反対の中の譲歩した導入、
移民制度確立の断念、
核兵器なき世界を目指しノーベル平和賞を得たが、成果は見られない。
涙ながらに訴えた銃規制。

オバマ大統領は安倍首相と違い、
数の力が無い状態で、
掲げた政策の実現が難しく、
何も出来なかったとか、
弱腰外交とか、
期待が大きかっただけに、批判がつきまとう。

確かに、就任当時に感じた、
キラキラした輝きと秀でた感は消えてしまい、
精彩なく、いつも苦悩に満ちている。

でも、やっぱりオバマ好きは変わらない。

心からの理想主義である彼は、
武器に頼らなくとも、
「賢さ」で世界をリードできる事を証明したかったのではないか。

アメリカの特許「世界の警察官」の役割はそのまま、
武器を使わない世界平和を目指していたのではないか。

彼が目指した理想郷が、
世界のどこかで、いつか実現したら嬉しい。

 

 

 

伊勢五十鈴川

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