
言葉の壁 -小川糸さん
このブログでもたびたび登場する小川糸さんが
ドイツ語の勉強を始めたというコラムから。
彼女はベルリンに長期滞在を繰り返し、
言葉の壁を感じたことはなかった。
が、犬をベルリンまで初めて連れて行って散歩していた時、
犬友ママ達と交わす簡単な会話が全くできず、
言葉の壁を痛烈に感じで孤独感におちいったという。
ベルリンを諦めるか、
ドイツ語を習得するか、
悩んだ末、
ドイツ語を話しベルリンとの関係をより深めることを選んだ。
『40代の、大きな目標ができた。
人生のある時期を、日本を離れて暮らすのもいいのではないかと考えたのだ。
そうすれば、より日本を客観的に見ることができる。』
世界中からの様々な職業の生徒さんと
一日4時間ほどの授業を週5日間学ぶ。
予習復習をしっかりやらないと授業についていけない。
『いい歳をした大人たちが名前や趣味を聞きあったり、
幼稚園のようだが、
先生は、
どうやったら頭の中に生きたドイツ語が浸透するかを
考えながら授業を進めてくれる。』
『難しいと思うともっと難しくなるから、
ドイツ語なんて簡単、と自分で自分に言い聞かせている。』
糸さんがどのくらい話せるようになったか、
次回のコラムが楽しみだ。