
8月は戦争を忘れない月に
広島・長崎の原爆、そして終戦の8月。
年々、戦禍を扱った番組が少なくなっている気がする。
以前は8月になると、
あちこちのテレビ番組で、戦争の悲劇をうたったドラマが放映され、
この悲劇を繰り返すほど、人間は愚かではないと思わせた。
CTVでさんまの沖縄戦のドラマや、
中国に残された赤十字の看護婦のドラマとか、
もう数年前に放送された再放送を泣きながら見て、
若い人はどう感じるのだろうと思った。
遠い昔の出来事、自分とはかけ離れ現実味が感じられないか、
核戦争やゲームの中の戦争の方がリアルなのか?
誰かが、言っていた。
戦争を知っている人間が居なくなる頃、戦争が起きると。
また、100年くらい経つと人類は戦争を始めると。
戦争では何も解決しないのに。
300万人(そのうち250万人は普通の市民)
ともいわれる文字通り尊い生命が奪われ、
沢山の犠牲のもと、
今の我々が居ることを忘れてはならない。
二度と再び戦争をしないという誓いを立てたからこそ、
亡くなった人々に対して申し開きができるのだ。
8月は、戦争で亡くなった尊い生命に思いをはせ、
静かに、祈りの月にしたい。