僕らは精いっぱい、あの時を生きたんだ。
宮崎俊さんの故高畑勲さんへの弔辞の最後に述べた言葉。
そして、また一人、
真のジャーナリスト魂を持った岸井成格さんが亡くなった。
平和を愛し、正義を愛し、日本の良心を持った人々が、
日々、矢のように去って行ってしまう。
時間よ止まれと焦っている。
残るは、ソドムとゴモラの化身がはびこるカオスの日本。
どうしたら、真っ当な道に戻ることが出来るのか?
大きな波に飲み込まれそうな不安と恐怖で押しつぶされそう。
大阪在住の上田氏の新聞投稿に 「国民を向いて仕事して」
”正しいことは正しい、間違いは間違い、と言おう。
学校ではそのように教えるでしょう。
そんな当たり前の世の中の常識と今の政界の常識がかなりずれてしまっているのではないでしょうか。
正直に誠実に発言したものがきちんと評価されるようになってほしいと思っています。“
一字一句上田氏に同意する。
いつから、嘘や欺瞞が真実より正しいというような時代になってしまったのか。
世の中見渡しても、
損をしたくない、人より得したい、と思っている普通の人が目につく。
どんな困難にぶつかっても、
ズルすることなく、立ち向かい、
不器用でも実直に、
自分に正直に、
精いっぱい生きてきたと、胸を張れるように生きていきたい。