多言語習得
同時に多言語が話せるようになるというヒッポファミリーに以前より興味があった。
先日、偶然知り合った方がヒッポファミリークラブの会員であり、
完ぺきではないが、何か国語も理解できつつあるという。
ヒッポファミリークラブとは、7ヵ国語をベースに、多言語を赤ちゃんのように自然に習得する活動をしている団体。
同時に数か国語を学ぶとはどういうことか。
ちょっと眉唾かな?と思っていた。
しかし、彼女の話を聞き、
この機会にセミナーに出てみた。
出席者は殆どが会員だったため、演者の多言語の挨拶に聞き手もその言語で唱和する。
会員同士の仲良しクラブに、少し違和感があり居心地が悪かったが、
大学生や若い演者・家族で登場した演者は、
感受性豊かで個性的な人々で,充実した内容だった。
ヒッポファミリーの推奨する多言語習得法は、
私の理解によると、
家中に多言語のCDを常に流し、聞こえてくる環境を作る。
家族間で聞こえた音を使って言ってみる。
また会員同士の活動の場で多言語を駆使して様々に遊ぶ。
先生はいないが、日本に住む多国籍の人々との交流をする。
相互ホームステイをし、互いの言葉で生活を共にする。
外国語ではなく、同じ人間の言葉としてとらえる。
遊びながら自然に体得できるという。
定かではないが、
会員は殆ど、家族全員がメンバーという事が多いため、
多言語の環境が作りやすく、自然体得が可能になるようだ。
次回は、多言語習得がもたらす効用についてのエッセイを紹介したい。