ブラッセリー・ホロホロ
オシャレな看板の向こうに緑が見え、入る時にいつもわくわくするホロホロ。
ドアを開けると、ぽっかりとそこだけ別世界、心地よい喧騒に包まれる空間。
スタッフもお客さんも美しく、居心地よい趣味の良さ。
美味しいものが食べたいなあと思う時、必ず浮かべるホロホロ。
でもその時はもう遅い、今の今は絶対ダメ。
予約が取れないブラッセリ―にランクインだと思うくらい、いつもいっぱい。
ああ、でもでもそんな愛してやまないホロホロが先週でクローズ。
あの料理もスタッフともお別れ、何とも哀しい。
ビルが建て壊しになるという。
東京の建設ラッシュのあおりを受け、ステキな場所が、文化が壊されていく。
9年前、コピーライターの生徒さんの紹介で、
ホロホロのマダムのJ子さんが,英語が必要になりそうで習いたいといらした。
始める直後、メニューの英訳とかを先生と相談などしていた。
お店のスタッフのS子さんもお通いくださったりしたが、
お忙しくなって時間が取れなくなり間もなくお辞めになった。
それ以来の深くはないお付き合いだが、
J子さんは独特の魅力があり、勝手にファンになっていた。
閉店の彼女の挨拶文・・・
【最初は移転も考え進めてまいりましたが、表参道のこの場所でholoholoを終わらせるのも
私の生き方として良いのかもしれないと思い直し、閉店することを決めました。】
彼女の潔さに脱帽だ。
J子さんの次の舞台、楽しみに、応援している。