8月は歴史に向き合う特別な月にしたい
広島、長崎の原爆投下、そして終戦記念日。
これらの日々を噛みしめて、歴史の史実に基づき振り返ることが必要ではないか。
戦争経験者、原爆の被害者にとっては歴史ではなく、今も続いている苦しみなのだ。
戦争犠牲者の苦しみは、
普通の苦しい過去の様に、過ぎてしまえば懐かしい想い出とはならず、
思い出すにはあまりに辛く、苦しみを心奥深く封印しなければ生きられなかったのだろう。
しかし、話すことが出来ずにいた人々が、今、語り始めている。
それは決して傷が癒えたのではなく、
命があるうちに語り継がなければ、犠牲となった数百万の精霊に対し申し訳ないと、
悲惨の経験を語り始めたのだろう。
父母から聞いた戦争。
焼夷弾に逃げまどう空襲、
親兄弟も死に、家も焼け一人放り出された戦争孤児たち。
子供の頃見た手足のない傷痍軍人。
広島、長崎の原爆の地獄絵。
私は戦後生まれの第一陣として、
決して忘れず、語り継いでいく必要がある。
理不尽に戦争で奪われたたくさんの命に対して、
尊い命と引き換えに犠牲を払ったのだから、
二度と戦争を起こさないよう、
平和を維持し続ける義務がある。
初めての収穫物