非日常的日常
ロックダウンで街角から消えた人々は、今や何事も無かったかのように街々に溢れている。
しかし、一見何事も無かったかのように見える風景の裏には、
そこに働く人々も街も深く傷つき、戸惑っているのではないか。
有名人や友人の友人等、直接は知らなくても周りに亡くなった方も多い。
死が其処まで来ている恐怖も感じる。
人と接触することがNOであるコロナ禍では、
レストランや居酒屋さん等は、存在そのものの否定で不安と戸惑いで思考停止に陥っただろう。
語学教室も同様、人対人、マスクもNG、一瞬パニックになったが、
幸いリッチモンドスクールでは先生が自宅や教室からオンラインレッスンに切り替えることが出来た。
全員オンラインというわけにはいかないけれど、いつまで続くか分からないコロナとの戦いでは、
オンラインを続けるしか方法は無い。
オンラインはやはり痒いところに手が届かない感はあるが、
新しいことに挑戦、的な要素もあり楽しいという生徒さんもいる。
また、ステイホームは時間の制約が無いだけに、怠惰な生活になりがちだ。
オンラインでの仕事も、自己管理が必要とされる。
人は直に人と会う事によって楽しく元気になる。
コミュニケーションによってオキシトシンやセロトニンが出て幸せを感じる。
コロナで制限された状況で、
どうやって生きていったらよいのかと自問自答を繰り返している。
コロナ禍が終わった後、
人々は元の生活に戻れるのか?世界の景色はどう変化するのか?
良い方向に向かうのか?さらに悪くなるのか?
期待より不安の方が大きい。