“誰かのために“
盛り上がりに欠ける選挙が終わり、
全く変わり映えしない選挙結果にうんざりしている。
議員になるための選挙、党利党略のための選挙、
あれをやる、これをやると、いろいろ並びたてても全く心には響かない。
万歳三唱して当選の喜びに浸っている顔に、
有権者のために頑張るという姿は見えてこない。
自分のためではなく、有権者のために働いて、
閉塞感漂う日本に勇気と希望を与えたいと、思っている当選者はいるのだろうか。
WBCの感動が日本中に爽やかに吹いたように、
喜びを共に分かち合うために、
世界の平和と、皆の笑顔のために、
未来の子供たちのために、と思っているとは到底御思えない。
分かち合うとは対極の、自分だけ、今だけ、お金だけ、という言葉しか浮かばない。
肝に銘じて、public servantの精神をお忘れなく。
亡くなった坂本龍一さんは、
“人のため”、“誰かのため”、“子供たちの未来のため” を
いつも考えて行動していたと友人のコメントがあった。
ああ、全てが哀しい。