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昭和はますます遠くに

 

大橋巨泉が亡くなった。
永六輔に続いて、戦争を経験している人々が次々に亡くなり、
平和が遠のくような焦りを感じる。

 

昨年、愛川欣也、野坂昭如が亡くなり、
昭和をリードしていたカッコ良い男達がいなくなってしまった。

 

若い時の私の印象では、決してカッコ良いとは思わず、
彼らは奇妙な不良おじさんだったが。

 

野坂昭如が亡くなった時もブログで書いたが、
不真面目さを思いっきり真剣にやり、
昭和の文化を築いた才能豊かな人々。
何事にも筋を通す強い精神力を持った男性たち。

 

男は黙って力持ち、
男の優しさ、我慢強さ。
全てを引き受ける包容力。
心底真面目なちょっと泥臭い昭和の男。
カッコよく時代を切り開き生き抜いた彼ら。

 

彼らは後年、猛烈に平和を希求した発言を繰り返していた。

 

若者が戦場に行って死んでいく。
そんな戦争を二度と起こしてはならない。

 

戦争がどんなに悲惨か、身を持って経験したからこそ、
紡ぐことが出来る含蓄のある言葉。

 

また、テレビの一時代を作った人として、
報道の自由や言論の自由にも強い危機感を抱いていた。

 

先達がいなくなってしまい、
この先私たちは何処に向かって行くのか。

 

抗う事の出来ない大きな渦に巻き込まれていくようで、
底知れぬ恐怖を覚える。

 

 

 

 

 

 

窓を開けると逃げる。食事だけ欲しいのね。

 

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