
生徒さん
私がリッチモンドスクールを始めてすぐ、
知合いの制作会社の若い女の子が2・3人で「英語を習いたいんです」と
キャピキャピやって来た。
その中の一人が、思いっきり明るいMちゃんだった。
暫くして会社も英語も辞め、
4・5年経った頃、突然電話があり、少し大人になったMちゃんと再会。
「また、ご近所になりました。会社で英会話をやりたいので、出張して下さい」と
有難い申し出を頂いた。
その後、紆余曲折、
大学にも行き、子育ても立派にし、様々な事に挑戦し、
会う度にどんどん大きくなっていく。
先週、彼女の習っている教室のsummer Concertに行った。
キャッツを英語で、ラ・ボエームはイタリア語で、堂々と唄った。
彼女らしい素直さで清らかさ溢れる歌唱。
始めはドキドキしながら、聴いていたが、
途中から、彼女との想い出が甦えり、
また、自分が歩いてきた過ぎ去った出来事に思いを巡らし、
歌声に遊びながら、胸がいっぱいになった。
コンサートで
個人的に感動したのは、
ちょっと年配の方が、「世界の平和を願って一生懸命歌います」と歌う前に異例の挨拶。
『死んだ男の残したものは』を歌詞をかみしめるように歌った。
彼女の平和の思いに心からの拍手を送った。
いつも全速力で前を向いて走っているMちゃん。
ひたむきで健気で、
その一生懸命さは、どこか人の心を和ませる。
また、周りを爽やかなエネルギーに包む。
明日はダマスクローズの薔薇のグループ展を観に行く。
今年の8月はどっぷりMちゃん月だ。
成長し続けるMちゃん、来年は何を見せてくれるのだろう。