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こまつ座

今年の1月『太鼓叩いて笛吹いて』を見て以来、こまつ座に惹かれている。

 

こまつ座は、知られた演出家や舞台関係者や役者さんが、

それとなく観劇している。
知識人や、通の人の好むこまつ座なのだ。
みなが同じ方向を見ているような空間が心地良い。

 

今回は、『きらめく星座』@紀伊国屋サザンシアター
井上ひさし・作、栗山民也・演出

 

舞台は浅草のレコード店「オリオン堂」昭和15年ころの戦争前夜。
「オリオン堂」の家族と、下宿している広告文案家や、

そこに集まる人々の庶民の物語。

 

そこには、井上ひさしが憧れていた暖かい家庭がある。
それぞれみな、時代に翻弄されながらも優しく懸命に生きている。

 

いつもながら、登場人物一人一人の言葉にずっしりと重みがあり、心に響く。
そんな中でも笑いがふんだんにあり、どこかでホッと一息をつかせてくれる。
井上作品の独特のユーモアのセンス。

 

この作品の中には、懐かしのメロディーが沢山出てくる。
しかし、軍国主義に向かっていく時代にあって、
歌謡曲は風紀を乱すような音楽として検閲され、
カタカナは敵性語となって使用禁止、
ジャズも敵国の音楽として禁止。

 

この作品の初演は29年前とのこと。
家族や平和が壊れようとしている現代に、是非沢山の人に観てもらいたい。

 

 

 

 

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