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BLOG

The Beatles

2016/07/01


 

The Beatles are perhaps the most famous rock’n’ roll band in history.

 

50年前の6月末にビートルズが来日し、日本中大騒ぎになった。

 

以前、授業で、生徒さんが好きな音楽について質問をされた時、
ビートルズと答えたら、“うーん、クラッシックに入りそう?”とか、
云われて苦笑していた。

 

リッチモンドスクールで取っている週刊STに、特集が組まれていた。

当時、世界中の若者を熱狂させた

髪の長い4人の若者は、日本の大人の目からは、想像を超えた世界だった。

武道館で行われたコンサートは、時の首相まで反対し大騒動になった。

 

Right-wing activists began to protest the Bealtles’ visit.

There were rumors that some right-wingers were planning to kidnap the Beatles at the airport

when they landed and force them to cut their hair – which at the time was their famous “mop top” look.

– 右翼の人は来日に大反対し、

羽田(当時は)に着いたら彼らのトレードマークのマッシュルームカットを切ってしまおうと、云ったとか。

 

The crowd wasn’t as rowdy as the Beatles were used to.

There were a lot of police in the Budokan and the audience was warned to behave themselves.

In the end however, the concert has gone down in music history.

– 結局、日本の若者は、他の国の若者のように騒ぐことなく、お行儀よく聞いていたようだ。
それでも、そのコンサートは音楽史上で歴史を作った。

 

Beatlesとして活躍したのはたった10年だが、数々の伝説を残した。

 

 

GO VOTE 選挙に行こうよ。

 

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桃源郷

2016/06/24


 

争い事も、いがみ合いも無く、

明日の幸せ、明日の楽しいこと、だけを考えて過ごしたい。

 

国民の代表たる政治家は、
国民の最大幸せを考え為政を行い、
たとえ税金を沢山払うことになっても、
何も心配することなく日々過ごせる桃源郷はいずこに。

 

ブータンの幸せ度は世界一と以前聞いたことがあるが、
資本主義が徐々に侵略してきて、
最近は、そうはいかないらしい。

 

世界が複雑になり、
古き良き時代は過ぎ去った。

 

このまま、世界は、地球は、カオス化してしまうのか。

 

今、私の周りでは、それを阻止すべく、戦っている人々がいる。
イデオロギーではなく、
地球上に生を受けた一個人として、
全人類の明日の幸せを求めて、力を尽くしている市井の人々。

 

若い頃は何の根拠もなく、ダサい雰囲気に抵抗があり、好きになれなかったが、
今はずしんと響く、
小田実の言葉
最近読んだ本の中から、

 

“市民の常識を持ち、痛みをわかち、怒りや感動を共有し、一緒に行動する人は信用する。

デモの隣を歩く人の名前も仕事も知らないが、次もその次も会ったとき、私はその人を信用する。”

 

 

 

水無月の紫陽花

 

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…death fell from the sky

2016/06/08


 

Seventy-one years ago on a bright, cloudless morning,

death fell from the sky and the world was changed.

71年前、晴天の朝、空から死が降ってきて世界が変わりました。

 

…But among those nations like my own that hold nuclear stockpile,

we must have the courage to escape the logic of fear and pursue a world without them.

我が国のように核兵器を持っている国は恐怖の論理から自由になり、

核兵器のない世界を目指す勇気を持たなくてはいけません。

 

We must change our mindset about war itself.

To prevent conflict through diplomacy, and strive to end conflicts after they’ve begun.

To see our growing interdependence as a cause for peaceful cooperation,

and not violent competition.

私たちは戦争自体に対する考え方を変えなければいけません。

外交を通じて紛争を防ぎ、紛争が始まった後に終わらせる努力をして、

相互依存を増やし、暴力的な競争ではなく、平和的に協力する。

以上は、オバマ大統領の演説からの抜粋(毎日新聞)

 

広島訪問は、
感動的な事だったと思うけれど、
格調高い演説は、
計算されつくされていて、あまり心に響かなかった。

 

プラハの演説では、
….as the only nuclear power to have used a nuclear weapon,

the United States has a moral responsibility to act.
核兵器を使用した唯一の核大国としてアメリカは行動する道義的責任がある。

 

颯爽と理想を掲げて力強かった演説だったが、
7年の間に、大分トーンが下がってしまった。
オバマ大統領の苦悩が想像できる。

任期後の彼の行動に期待したいが、
小泉さんのように、影響力は激減するだろうが・・。

 

 

 

 

 

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豊かさという事

2016/05/30


大阪から野菜を送ってくれる友人が、

塩野七生の本(私は好みではない)に感化されて、

シーザーが辿ったヨーロッパ各地探訪を実施している。

 

企業戦士だった彼は、

ビジネス以外、海外旅行は行くことが無かったので、

仕事を離れ、初老の男一人旅を楽しんでいる。

 

その彼が、旅行中、ヨーロッパの豊かさをつくづく感じると言っていた。

国が破たん寸前でも、仕事がなくたって、

豊かにゆったりと時が流れ、楽しそうに生きていると。

 

ヨーロッパの人は、長い歴史の中で深い文明に裏打ちされたDNAで、

物質的豊かさを求めず、自分に相応しい人生の楽しみ方を知っているのでは。

 

物質的豊かさのみ求めてきた資本主義は、

結果、豊かにはなれなかった。

 

リッチモンドの英国人講師が、

日本は、日本人が持っている倫理観をすっかり失くしてしまった。

イギリスも時代の変遷はあっても、

根底に流れる英国魂は脈々と受け継がれていると、いう。

 

「貧しい人とは、少ししか物を持っていない人では無く、

無限の欲があり、いくらあっても満足しない人だ」と

演説したホセ・ムカヒ、ウルグアイ大統領の言葉が重なる。

 

 

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反応工程

2016/05/23


宮本研の”戦後三部作”のひとつ『反応工程』を紀伊國屋ホールに

観に行った。

 

1945年8月の終戦前夜、九州の化学工場で働く学徒動員たちの物語。

赤紙・脱走兵・憲兵・日和見教官・えばり腐った軍人・等々、

いつもの戦争物語で

正直、あまり引き込まれるような展開にはならなかった。

 

戦争が終わり数か月後、主人公の青年が工場に戻ってきて、

立ちすくむ場面で終わる。

想定内の展開であまり感動的ではなかったのだが、

観終わって不思議に涙がこぼれた。

 

終戦になって平和になっても、失われた尊い命、失われた時は帰ってこない。

戦争の理不尽さ・悲惨さ・人間の愚かさに、

昨今の日本の情勢を重ねて暗い気分になった。

 

あの時、日本中が二度と戦争はしないと強く誓ったはずなのに、、、。

 

また、演じている役者さんがみな若く、

演技を離れ、この状況をどう感じているのか聞いてみたかった。

 

古典を演じているような感じなのか、

戦争をファンタジーのように感じていないか、

それとも戦争が近づいているような感じを自分の事として捉えているのか。

 

観客はお年寄りが多かったが、

沢山の若い人に観てもらい、

想像力を働かせ、我が事として考え行動して欲しい。

貴方の未来を決めるのは貴方たちなのだから。

 

 

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働くという事

2016/05/13


カナダ人のKip A.Cates(鳥取大教授)のエッセイで、

北米のpart-time job事情によると、

 

北米では学業の傍ら、パートタイムで働くことを奨励される。

小学生でも例外ではない。

 

Cates氏の始めのアルバイトは、9歳の時の新聞配達。

12歳の時はベビーシッター。

近所の若夫婦の子供と遊び、寝かしつけ、

その後は宿題をやったり、TVを見たりして過ごす。

他人の子供の世話をするという責任感が試される。

 

また、近所の芝刈りをやったり、

中高生になると、

皿洗いやウエイター、郵便局、テニスコーチ等を経験した。

 

北米では、子供時代にアルバイトすることは、

社会に出てからの訓練であり、責任感を養える貴重な経験だと、

考えられている。

 

日本では、

貧困の子供たちは別にして、

子供は勉強に専念するものと、殆どの親は思っている。

 

大学生になっても、あまりアルバイトをせず、

少しお金を稼ぐくらいなら、じっとして出かけず、

お金を使わない生活の方を選ぶらしい。

 

小さい時から社会の一員としての自覚があり、

大人と対等に付き合えるようになるため、

日本の若者のように、

上司に何か言われたら、辞めてしまったり、

親が怒鳴り込んできたり、はありえないのではないか。

 

子供時代の働いた経験が、

matureな人格を形成するのだろう。

 

アメリカ映画で見るような小さな子供が健気に働いている姿は

微笑ましくて可愛いと思っていたが、

そのような、効果があったのだと、日本との違いを思った。

 

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長く続ける

2016/04/28


毎日新聞、海原純子さんのコラムから、

 

女医である彼女は

“長年の細々とした仕事の継続は、確実に私自身を変えてくれたと思う”

“何事も細々とでも長く一生懸命続けることは力を持つのだと思う”

そして、『刀剣を磨く』という詩から、

”せっせと磨いても刀は光らないが、磨く本人が光ってくる。

 

リッチモンドスクールは来年で30年を迎える。

まさに細々と続けてきた。

何か成し遂げたのだろうか?

気がついたら30年経っていた、というのが正直なところ。

 

初めの頃は

ストレスいっぱいで鬱々としたり、

パニックになったり、

我がままで、未熟だった。

 

最近は、慣れか惰性か、

苦痛で仕方がなかったことでも、

辛いと思わなければ、苦痛を感じなくできること。

ストレスに押しつぶされそうになっても、

そのストレスを楽しもうと、

思う事が出来るようになった。

そして、

ハードルを越えた時の喜びは大きい。

が、越えられなかった時は

違ったハードルだったと思う事にする。

 

何も成し遂げていないけれど、

長く続けた間に、

心豊かな、素晴らしい人々に出会え、

世の中の広さを実感・経験したことが、

私を成長させてくれたと思う。

 

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resilientな日本人

2016/04/22


大災害だというのに、
首相を始め、政府関係者は誰も現地入りしていない。
選挙前の資金集めのパーティーに忙しいとか、
ゴールデンウイークの外遊とか。

東日本大震災時のパニック的対応と違い、
国会を見ていても政府は全くの他人事。
大災害が起こっているという緊急な態度がまったく感じられない。

それに較べ、一般の人々は、
毎朝の挨拶は、熊本のことで始まる。
助け合おう精神に溢れ、
日本中みな我がことのように心配し、情報を交換し合い、
悲惨な状態を我がことのように感じている。

東北で経験したことを生かし、
物資の送付、寄付のしかた、ボランティア募集等、
確かな情報が拡散されている。

東北でも感じたが、
被災者は文句も言わず、誰のせいにもせず、耐え忍び、
この災害を引き受けている。
広場に整然と並んだ車の列を見ると胸が痛い。

また、台湾からは直後の寄付、
韓国人元慰安婦も寄付を募ったり、
中国人も心を痛めているというコメントを寄せている。

被災した留学生たちは、
整然として混乱も起きず、自分のことより他人のことを優先している日本人に感動したと。
これは、どんな時でも自分より他人を優先する日本人の民族性だと
コメントしていた。

世界の情報でも概ね好意的で、
カナダ在住日本人が、
カナダでは、このような国民性が日本の早期の戦後復興をやり遂げた。
日本人に対して“resilient”と云う言葉が新聞紙上で飛び交っていると
言っていた。

世界に誇れる民族性は一般の人々のみが持っているのだろうか・・・。

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一市民として

2016/04/06


昨年の安保法制反対で国会前に通ってから、
震災直後から友人が続けている官邸前での原発反対の抗議行動に
参加させてもらっている。

新参者としてちょっと肩身が狭いが、
気が付いただけども良いかと自分で慰めている。

みな、抗議行動で知り合い、お仲間になったとか・・
政治的イデオロギーは全く関係ない。
職業・バックグラウンドは様々。
みな意識が高く、強固な志を持って行動している。
本質をとらえているため、
ものの見方がピュアーで優しい。

また、話題も豊富、
歴史・哲学・美術・音楽、造詣深く、
世界情勢から身の回りの些細な事柄まで
毎回、勉強させてもらっている。

声を上げ続けることが大切とはわかっていても、継続することは難しい。
でも声を上げ続けないと、
この国は変な方向に進んでしまう。

5年も続けているなんて、本当に凄い事。
たった半年でも挫けそうになるのに、
諦めることなく行動し続けることが、私に出来るのだろうか?

集会後の楽しい食事飲み会がなければ、もっと挫折しそう。

strong will powerを持ち、
みなが幸せと思えるような、より良い社会をめざし、
微力ながら行動し続けよう。

 

 

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さようならTくん

2016/03/23


H先生と私のアイドルT君。
彼からプレゼントされたブーケと自筆カード。

 

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G小学校を卒業と共にリッチモンドスクールを去ることとなった。

G中学校は、部活が盛んで、
以前もHちゃんがG中学生になった途端休みがちになり、
遂に時間が取れなくなりやめた。

名門と云われる私立でも、
部活が体育系の様に厳しく、先輩に早く帰ることは許されないらしい。

T君の最後の授業は、きりっとした制服姿。

つぶらな瞳が印象的で、
独特な感性を持ち、
律義で素直で純粋。
ユーモアのセンスも抜群。
言動も行動も可愛く、毎回笑わせてくれた。

ある日は、
宮澤賢治の雨にも負けずを、暗唱しながら入って来た。
抑揚をつけ大きな目を見開き、最後まで行ったところで、
そう言う人になりたい?と聞いたら
うーん、あんまりと、返答に困っていた。
可笑しくて先生と笑い転げた。

また、H先生との絶妙のやり取りも可愛く可笑しく
T君の英語好きはH先生によるところが大きい。

毎週彼に会えるのが楽しみだったので、
来週から会えなくなると、寂しく哀しい。

どのような中学生になるのか、
これから出会うであろう様々の困難に、
今のままの綺麗な心で立ち向かうことが出来るように、
つぶらな瞳が悲しみにあふれないように、
彼の将来が輝かしいものであるように。

“夏休み集中コースは来るよ”と言ってくれたので、
今から楽しみにしている。
有難う、Tくん、またね。

 

 

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