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BLOG

自慢の生徒さんリストに掲載

2021/12/24


 

暗闇が続いている2021年。
変化していくウイルスに世界中が振り回され、
いつ終息するか先が見えない不安な日々。

 

そんな2021年
リッチモンドスクールで最も嬉しかった事。

 

高校3年生の受験生が、英検1級を一発で受かったこと。
彼は、高校1年からリッチモンドスクール八千代台校で英語を学び、
それまでは学校以外で英語を習ったことが無く、留学経験もない。
英検準1級も高校1年ですんなり、文法が100点で審査員に褒められ合格、
nativeでも難しく、1割弱しか受からないと云われている英検1級を楽々合格。
血眼で頑張るというタイプではなく、淡々としている。
自頭が良いとはこういう事かと思わされた。

 

また、1級は英語力だけでなく、課題のテーマについて短時間に考えをまとめ話す。
彼は大人しく、話が得意という方ではないが、
与えられたテーマを頭の中で推敲し、自分の言葉で述べる。
頭の良さが滲み出ている。

 

彼の存在自体が、すごく嬉しい。
リッチモンドの自慢の生徒リスト(密かな私の楽しみ)に、もちろん掲載決定。

 

世界が不透明、特に日本の将来はかなり悲劇的。
そんな中、このような若者の存在は、大きな希望。
彼を指導した若い先生も頼もしく、彼に広い世界を頭の中で経験させている。
後は大学受験、希望校に入れます様祈っている。

 

 

 

 

生徒さんに頂いたリースとお花

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真鍋淑郎氏―――ノーベル物理学賞受賞

2021/10/08


ノーベル賞は、文学賞や平和賞以外は、
どんな偉業でも、説明されてもチンプンカンプン。

 

しかし、今回は気象現象、温暖化という最も身近な問題での受賞。
各論的には理解できなくても、総論的には理解できる。
説明している真鍋先生のファンになった。

 

真鍋氏は約60年前に、天気の変化をコンピューターで予測する「数値予報」の研究で
渡米した。
地球温暖化予測の基礎を築いた功績。

 

戦後すぐから、そのような研究がなされ、真鍋先生が警告を鳴らしていても、
人々は危機感を持たず、資源を使い果たし、地球を汚し、
干ばつ、洪水、台風、異常気象で住めない地球を子孫に残していく。

 

予測が現実のものとなり、心ある世界の為政者は温室効果ガス増加問題に心砕き始めているが、世界の潮流は、危険水準に至るまで止められないようだ。

 

特に大国は経済優先、
今だけ、自分だけ、お金だけの理論が相変わらず優先している。

 

きっとノーベル賞の選考委員は、
危機感を持って、大国のエゴに警鐘を鳴らしているのではないだろうか。

 

また、もう一つの問題は、
優秀な研究者が日本から流失していること。

 

学術会議の問題でも明らかなように、
知的センスのない為政者は
”儲かる”学問にのみ研究費を投入し、基礎研究こそが重大だと理解できない。

 

1/10とも1/100とも言われている研究費格差により
今後はアメリカだけでなく、中国にも頭脳流失は続くだろう。

 

中国人になったノーベル賞受賞者に、
総理大臣はじめ日本の人々が、日本人の誇りです、と言うのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月に思う事

2021/08/13


 

オリンピックの開催とコロナの爆発的増加で

頭の中が混乱し、原爆を忘れてしまった様な8月だ。

せめて一年に一度は、犠牲になった人々に追悼と感謝を込めて心から祈りたい。

 

例年の日本は鎮魂の8月だった。

猛暑に悲鳴を上げながら、夏休みを楽しんでも、

あの戦争を、原爆犠牲者を、戦争で犠牲になった一般人、戦争孤児を

決して忘れてはならないと心した。

 

また、毎年この時期は、

戦争にまつわるドラマやドキュメンタリーのテレビ放映があり、

戦争の悲惨さを伝え二度と戦争をしてはいけないと日本国民を戒める期間である。

 

浅田次郎の“終わらざる夏”から

戦場から妻に宛てた手紙で。

“戦争が遂に終わりました。これだけの尊い人命が喪われれば、もう二度と戦争は起こりますまい。(中略)

生き残った人々はみな、かけがえのない知人友人をこの戦争で喪い幾度となく涙を流したはずなのですから。(中楽)

二度と戦争はせぬ事。人類は必ずそう誓いを立てます。“

 

財界の要職を歴任した興亜損保元会長品川正治の”戦後歴程“から

復員船で出会った憲法9条の項

船の中に届いた憲法9条を上官から声を出して読むように言われて、

”読み終わると、全員が泣いた。私も泣いた。野口大尉が最も大きな声で泣いていた。陸海空軍は持たない、国の交戦権は認めない。

よくぞここまで書いてくれた。

これなら亡くなった戦友も浮かばれるに違いない。私は読みながら、突き上げるような感動に震えた。“

 

新設のデジタル庁に就任する何某らが、過去にとらわれず、前に進まなければとの発言があったとか、、

学ぶべきは、先人の歩み、温故知新。

ただ前に進むだけでは薄っぺらなものになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2ステージへ―表参道から外苑前に移転

2021/06/21


 

32年間の表参道から外苑前のシェアオフィスに移転した。
コロナ禍が長引き、生活様式も変化し、
授業はオンラインになり、広い教場は要らなくなった。
また生徒さんの減少で、もちきれなくなったというのが現状だ。

 

時代はどんどん変化し、何でもオンラインになる予感。
ただ、オンラインは嫌だという生徒さんもいるので悩ましいところだ。

 

そこで、暫くはシェアオフィスに移転することにした、
一坪ほどの極小ルーム。冷暖房、電話、インターネット、諸々の環境はOK.
お掃除もやってくれる。
セルフサービスだがコーヒー、紅茶のお茶類は備わっている。
また、接客は広いロビーで出来、レッスンは有料だが会議室が使用できる。
移転して数週間なので、まだ使い勝手は分からない。

 

リッチモンドスクールは人と人との繋がりを大事にしてきたので、
何だか寂しく、存在価値も問われる。

 

また、オンラインでは微妙なキャッチボールが出来ない、とか
心の温かみを感じられないとか、
人と会う事で生じる良い意味の距離感の消失。
でもきっとそれにも慣れていくのだろうな、とも思う。

 

シェアルームは今やノーマル形態、オフィスもそうなるのか?
世の中の変化についていくのにアップアップ。

 

 

 

 

 

 

 

外苑前オフィスのロビー

   

 

 

 

 

八千代台校のオフィス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好奇心が脳の若さを保つ

2021/04/23


 

コロナで家にばかり居ると、
このままバカになるのではないかと恐怖に陥る。

 

毎日新聞社が月刊で出している小冊子のなかで、
“音楽鑑賞、外国語習得、将棋、書道等々、
趣味を持っている人は好奇心旺盛で、
好奇心旺盛な人は、脳の萎縮が抑えられていることが明らかになっている“、
と示されていた。

 

東北大学加齢医学研究所瀧靖之教授は
「脳にはいくつになっても可塑性(変化する力)がある」
つまり、機能を回復させる力。

 

趣味を始めることで、知識が増えて技術も伸び、
好奇心が育っていく。

 

積極的に関われる好きなことを続けることにより、
上達し、幸福度が上がって、脳の活性化に繋がるらしい。

 

そうはいってもコロナ禍のstay home
何だかな―と落ち込む日々。

 

叱咤激励し、
好きなことに積極的に関わってブラッシュアップし、
コロナ後の脳の可塑性を期待しますか。

 

皆様も、
英語や中国語の勉強を趣味にして、幸福度を上げて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日のオピニオン(毎日新聞より)

2021/03/19


 

コロナ禍疲れで身も心も湿っぽい。
そのうえ、10年目を迎えた3.11のフラッシュバックにPTSD状態。
家を無くし、仕事を無くし、親・兄弟姉妹、子供を亡くした人々のその後に、
他人事になってしまった非被災者として申し訳なく心が痛い。

 

どこを見ても心が晴れない。

 

こんな時、賢い人は、普段読めなかった本を読み、ゆったりと音楽を聴いて、
画集を紐解き、知的センスを磨き、時間を無駄にすることなく断捨離し、
身も心もすっきりさせるのだろう。

 

私はと言えば、オンライン授業になったため、私の仕事量がかなり減り、
肉体的に楽になったのだが、何もする気が起きずダラダラした日々に嫌悪感。

 

自分の不甲斐なさを嘆いていたら、毎日新聞のオピニオン欄で、
”恥じるところなし半額料理” 69歳の主婦の方の投稿。
朝一番にスーパーに行って半額のお宝食材を見つけ、
料理好きな彼女はそのお宝食材を一日で使い切り、
食品ロスを防ぎ、節約を心がけるという。
また、ヨモギ、フキノトウも摘んでお料理する。
上級国民の接待料理より健康的。
”こんな真面目な私らが国を作っているのを忘れるな、と言いたい。“と。
クスっと感心、スッキリした。

 

私も言いたい。
緊急事態宣言解除が根拠なく無策に出されても、
期待せず納得している大多数の真面目な国民にこれ以上甘えるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春は明けるのか?

2021/02/19


 

いつの間にか1月も終わり2月も中旬に。
コロナ禍のトンネルは、いつ出口になるのか、
終わりの見えない変則的な日々が続いている。

 

ほんの少しの明かりはワクチン。
ただし、あまりに早急だったため、
素人ながら、アナフィラキシー等のアレルギー反応や、
ギラン・バレー症候群のような神経系の疾患も怖い。
まだ、時間があるので様子を見極めて接種を決めたい。

 

また昨今は、女性蔑視発言による森会長の辞任劇。
朝から晩まで、この話ばかり。
“女・子供は黙っておれ、云々”という言葉があるくらい、差別がまかり通っている国・日本。
単一民族であるため、日常的には目立たないが、
ある種の権力者は、先入観を持ち、仲間意識が強く、異質の意見や考え方に強く反応し否定する。

 

男女差別だけではなく、上級国民と下級国民、貧富の格差。
あらゆる場面で差別がある。

 

また、発端は森氏女性蔑視発言だったが、さまざまな問題を炙り出した。
密室でお仲間でシャンシャンシャンと手打ちで重要なことを決める。
権力を持った者だけで結論し、有無も言わさず従わせる。
美味しいことは自分たち仲間内だけで分配し、他は排除する。

 

こう羅列すると、どこかで聞いたことがあるなと思ったら、
そうだ、戦前の軍隊だと気が付いた。

 

前回のオリンピックは、日本が軍国主義から脱却し、
民主国家になった証を世界に知らしめたオリンピックだった。

 

今回図らずも、
日本は民主主義の国にはなりえなかったと世界中にお知らせすることになってしまった。

 

 

 

 

 

 

庭は春間近

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年不思議な年の瀬

2020/12/28


明けても暮れてもコロナ・コロナに追いかけられた一年。
感染症との戦いは長いと覚悟していたとはいえ、
この年末にきて、方向の定まらない無策により、
歯止めのかからない拡大ぶりには命の危険さえ感じる。
本当に嘆かわしい。

 

リッチモンドスクールは、相変わらずオンラインレッスン。
数クラスは生徒さんの希望で開いているが、
全てのクラスの再開の目途はたっていない。

 

リッチモンドに行くことも少なく、生徒さん達に会えないのは寂しいが、
教室に行かなくなって緊張感に欠け、のんびり、だらだら生活。
なかなか頭が切り替わらず仕事モードにならない。

 

このままではいけないと、電車に乗る恐怖と戦い、
教室に行って仕事モードを思い出す。

 

以前はガラガラだった電車も混んでいて、
寒さのせいか、気の緩みか、電車の窓が開いていない。
私は、使い捨て手袋を常に持参し、窓を開けまくっている。
周囲の怪訝な顔は物ともせず、
たまに共感の目ざしを送られると、二マッと微笑み返す。

 

この奇妙な日常を貴重な経験として、
生徒さん達と再会の喜びに浸る日まで、心身ともにタフでいよう。
長い戦いは、来年も続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

非日常的日常

2020/11/20


 

ロックダウンで街角から消えた人々は、今や何事も無かったかのように街々に溢れている。

しかし、一見何事も無かったかのように見える風景の裏には、

そこに働く人々も街も深く傷つき、戸惑っているのではないか。

有名人や友人の友人等、直接は知らなくても周りに亡くなった方も多い。

死が其処まで来ている恐怖も感じる。

 

人と接触することがNOであるコロナ禍では、

レストランや居酒屋さん等は、存在そのものの否定で不安と戸惑いで思考停止に陥っただろう。

 

語学教室も同様、人対人、マスクもNG、一瞬パニックになったが、

幸いリッチモンドスクールでは先生が自宅や教室からオンラインレッスンに切り替えることが出来た。

全員オンラインというわけにはいかないけれど、いつまで続くか分からないコロナとの戦いでは、

オンラインを続けるしか方法は無い。

 

オンラインはやはり痒いところに手が届かない感はあるが、

新しいことに挑戦、的な要素もあり楽しいという生徒さんもいる。

 

また、ステイホームは時間の制約が無いだけに、怠惰な生活になりがちだ。

オンラインでの仕事も、自己管理が必要とされる。

 

人は直に人と会う事によって楽しく元気になる。

コミュニケーションによってオキシトシンやセロトニンが出て幸せを感じる。

コロナで制限された状況で、

どうやって生きていったらよいのかと自問自答を繰り返している。

 

コロナ禍が終わった後、

人々は元の生活に戻れるのか?世界の景色はどう変化するのか?

良い方向に向かうのか?さらに悪くなるのか?

期待より不安の方が大きい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

命の証;原爆の犠牲者へ

2020/08/07


8月6日、アメリカの広島への原爆投下の日。
毎年、特別の思いで迎える鎮魂の日。
今年はコロナ騒ぎで頭の隅に追いやられていて、
新聞やテレビで気づかされた。
犠牲者に申し訳ない。

 

誰にもあった普通の日常が一瞬にして地獄になる。
全身赤く焼けただれた人・ひと・ひと。
痛みに顔を歪めることすら忘れたような放心した顔・かお。
理不尽にも一瞬のうちに、終わってしまった沢山のいのち。

 

人間の形を残していない死体の山からくすぶる火。
一人ひとりの人生があり、名前もある。
夫々の人々の生きた証は、だれが受け継いでいるのか?
戦争の犠牲者は、どこに怒りをぶつければ良いのか。

 

コロナが世界的に蔓延し、いつ罹ってもおかしくない日常に、
わが身が重なる。
平和な日常が、一瞬のうちにコロナに征服され、奪われる。
日々あわてず騒がず心して生活しよう。

 

たくさん戦争犠牲者の上に成り立った現代。
大切にしなければ申し訳ない。
そして決して忘れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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