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BLOG

Post Corona virus

2020/05/04


 

人生後半にこのようなことが起ころうなんて思いもしなかった。
日本人は清潔好きだし、人との距離も近くないし、靴のままベッドに上がらない、等々
根拠ない ”大丈夫“と、深刻さにかけていた。
しかし刻々と伝えられる世界中の感染者の数、死者の数、呼吸困難等の病状に、
抗うことのできない恐怖に打ちのめされた。

 

その上、他国の頼もしいリーダーと違い、
日本の政治家・役人・御用学者、誰も当てにならず、
ドタバタ・トンチンカンは底知れず、
日本は三流国であったとまざまざ見せつけられた。

 

リッチモンドスクールでも当初は、雑巾片手にありとあらゆるところを拭きまくり、
先生・生徒に、手洗い・うがいを強制し、マスクをしての授業をしていた。
誰かが罹ったらと、毎日気が休まらなかった。
4月8日緊急事態宣言が出てから、完全クローズし、
対応できる生徒さんにはオンラインレッスンをお願いしている。
年齢の高い生徒さんは、オンラインは馴染まないとお休みになっている。
講師の会社派遣も休止、飲食店ほどではないが、私たちも可成り痛い。
このまま、長く続くとリッチモンドスクールも持ちこたえられるか。

 

でも、これは、行き過ぎた新自由主義・競争社会・拝金主義の醜い世界を正すために
必要なステップなのではないか。
思うが儘の自然破壊、科学の力で何でも思い通りになる、命さえもコントロールできると
思いあがった強欲の人間へのしっぺ返し。
ここまで醜い人間ばかりになってしまったら、このくらいの荒療治でないと取り返しがつかない。

 

先日、偶然見た番組で、村上ファンドの村上世彰氏が出ていた。
”お金儲けがなぜ悪い”というセリフを放った拝金主義の申し子の様な面影はなく、
穏やかな人間性あふれる目をして、
若者に語り掛ける言葉は、深く清く正しく美しいものだった。
彼は弱者を助けるためのファンドを作り、若者に夢や希望を与える無料講座を開設し、
ホームレスに自立するような施設を作り、様々な慈善活動をしている。

 

ホリエモン、三木谷さん、新浪さん、等々、新自由主義の人々と一線を画し、
反対方向に大きく舵を切り、足元を見つめて未来を見据え、
良い世の中にしたいという一心で歩いていく姿・ひたむきさは、
心にずしんと重く響いた。

 

コロナウイルスが去った後の希望の風景を見たようだった。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fight against injustice: by Joaquin Phoenix

2020/02/18



今年度のアカデミー賞でのホアキン・フェニックスのスピーチの中での言葉。


全世界に不公平・不正義が蔓延し、それは人間同士だけでなく、
地球上すべての生物にも、人間が自己中心的に優位に立ちふるまう。
そういう問題に対して、心を注ぐこと。
トランプが、気○い的セルフィッシュでも流石アメリカ。
世界が注目する中、堂々と正義を訴えることが出来る。


日本では、芸能人のような影響力ある人々が、自分の意見を述べることは少ない。
声高に自分の意見を言う事は、
解ってないのに、生意気だ、とか、
お上のやることに異議を唱えるなんて、とかとか、、、。
飼いならされた羊の様になって、考えることをやめてしまったのか。


国民全体が、
救いがたい格差・不平等・不正義に対して、目を向け、心を傾けること。
弱い人々・動物に対して、心を注ぎ、優しい心を持つこと。
また、地球に対して、自然環境に対して、感謝する心を持つ。
声高に叫ばなくても、
電車の中で困っている人に対して、
袖振り合う人に対して、隣の人に対して、心を砕く。


みなが、目を見開き心を注げば、破滅に向いつつある地球を救うことが出来るのに。


小さいことにから始めて、周りだけでなく社会全体に目を向ける。



“Run to the rescue with love and peace will follow.”
ホアキンの兄リバー・フェニックスが残した言葉。






大都会の中に取り残され住民をほっとさせた空間は高層ビルに

大都会の中に取り残され住民をほっとさせた空間は高層ビルに















2020年、もう1か月過ぎて、、、。

2020/01/22


 

2020年、何となく心躍る響きのある年のはずが、
何も新しい希望を感じられず、暗雲垂れこめた閉塞感漂う日本。

 

国の中枢はオリンピックで何とか盛り上げようと躍起になっているが、
市民は盛り上がるどころか、莫大に膨れ上がった費用やテロや原発、猛暑や地震、
不安や不満の方が大きい。

 

修復不可能と思われるほどの地球温暖化も深刻な問題だ。
次世代の行く末がとても心配だ。

 

やりたい放題の独裁者化している米中露の指導者、
ミニ独裁者化しているどこぞのお方。

 

見渡せば、日本だけではなく世界中、砂上の楼閣のような地球。

 

終わりの見えない紛争地帯、一発即発な中東。
アメリカに加担して火の粉が掛かりそうな日本。
民主化を目指し戦っている悲壮感漂う香港。

 

世界の為政者に、
アフガンの地に散った中村医師の言葉を送りたい。
「力によって敵意が減ることはなく、恐怖は与えられても、
本当に人々の気持ちを解かすことは出来ない。私はそう信じます」
米軍機が飛ぶ下で地を這うように水路を開き、
これが根本的問題である貧困と飢餓を克服する戦いと確信をもって献身した。
そこに虚飾ではない、真の重みある収穫物がある。(毎日新聞玉木研二)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着物文化に貢献、ドレスコード着物で新年会 @ホテルオオクラ

 

 

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2019年クリスマスパーティー@リッチモンドスクール

2019/12/25


 

今年も終わろうとしている。
32回目のリッチモンドスクールのクリスマスパーティーも無事終了。

 

ちまたでは忘年会スルーが主流だそうで、
リッチモンドのパーティーも参加者は減少しているが、
皆と話が出来、沢山のお手製料理を味わうことが出来て、
ゆったりと落ち着ける。

 

30年前は、年に数回サマーパーティーやフェアウエルパーティーも行った。
当時は、パーティーというと講師の友人知人の外国人が大挙して押しかけ、
映画で見る世界、欧米の若者のパーティーさながらの喧騒だった。
私も先生も生徒さんも若かったし、”外国人に交じり日本じゃないみたい”と楽しかった。
次の日、二日酔いとしゃべりすぎ、はしゃぎすぎでぐったり疲れた身体に、
もう飲まないと何度誓った事か。

 

また何回かサプライズパーティーも行った。
私へのサプライズもあり、
Carlaという可愛い先生が秘密裏に仕切っていたが、
携帯のない時代、ケーキ屋さんからの電話を私が取ったり、気づいてしまった。
先生へのサプライズも行ったが、どういうわけか必ずばれていた。
遠い昔の出来事、ついこの間の事の様でもあるが。

 

今年は中国人家族、カナダ人、イギリス人、日本人と、日本語・英語・中国語が飛び交う。

国境を越えて人類は一つ。

 

また、数年前の生徒さんが中国人の可愛いいフィアンセを連れて来てくれた。
F氏が祝い唄でお祝いをし、皆でお二人に祝福の拍手。
温かい風が吹いて、和やかな時間、良いパーティーだった。

 

 

 

 

 

 

 

写真説明  F氏のお祝い唄

 

 

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中国語でガールズトーク

 

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世界で最も尊敬された中村哲医師 ―今そこにいる苦しむ人の為にー

2019/12/09


中村医師が銃撃されたというニュースに全身の力が抜けた。

涙が止まらない、とか茫然自失とか、信じられないとか、
怒りと悲しみに溢れた、おびただしい数の追悼コメントが、
世界中から誰よりも多く寄せられている。

 

昨年春、私は数十年の夢が叶い、先生の講演を聴ける機会に恵まれた。
憧れの中村先生は、何処にあの情熱が隠されているのだろう、
小柄で洒落っ気の全く無い素朴な赤ひげ先生。
そこで語られた言葉の重みは、私の陳腐な言葉では語りつくせない、
心に突き刺さる。

 

彼の生きざまは、超人的でありながら、気負いも衒いもない。
苦しむ人のために、世界から忘れられた人々のために、情熱を傾ける。
武器ではなく、井戸を、用水路を、命の水を。

 

中村先生の著書;“医は国境を越えて”から
《そうそうと流れる渓谷のせせらぎが闇に聞こえる。このアフガニスタンの山中で、日本の誰も味わえぬ平和なひと時をかみしめる。これも役得だろう。見上げるといつもながら降るような満点の星屑である。北極星を探して東を定め、遠い日本に思いを馳せる。(略)
ここでは、生も死も、悠久の大自然の中に忽然と溶け合っている。(略)
ここ極貧の「文明の辺境」では、分を超えた生への執着や「不安の運動」から、私たちが自由であることに感謝した。》

 

アフガニスタンの辺境の地で、最も否定した武力によって命を奪われた先生を思い、
我々は畳をかきむしるほどの、悲しみのどん底に突き落とされているが、
中村先生は悠久の大自然の中で生死を超えて生き続けている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大学受験の英語

2019/11/08


 

 

共通一次やセンター試験等、受験システムの変遷は紆余曲折、試行錯誤、

“これだ”というオールマイテイーはない。

遥かかなたの私の時代は、各大学独自の試験のみで、

受験システムによるストレスは全くなく、単純明快だった。

 

 

今の受験生は可哀そう。

勉強以外に考慮することが沢山ある。

施行者の都合が優先している感じだ。

英語の試験以外の教科にも問題が噴出している。

やはり、世に云う利権に絡む問題か?

誰かが、ある種の人々が、得をする!

How dare you!

 

 

日本の英語教育に関して、

英語を話せない日本人を返上したいと、上から下まで大騒ぎ。

 

 

リッチモンドスクールで30数年間、日本人の英語力をみてきて

結論は、教育内容ではなく、本人の英語への興味、努力、環境。

中学高校で習う基礎である英文法をしっかり理解、勉強すれば、

話せるようになると断言できる。

 

 

欲を言えば、未就学の時、耳から入る音から英語に馴染む。

学校に行って、読み書き文法を学び、肉付けする。

ことさら会話力会話力という必要はない。

 

 

会話が出来ないのは、英語力ではなく本人の話す力不足だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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How dare you!

2019/09/27


 

This is all wrong. How dare you! (略)

You have stolen my dreams and my childhood with your empty words. (略)
We are in the beginning of a mass extinction.
And all you can talk about is money and fairytales of eternal economic growth.
How dare you!

 

全部間違っている。よくもまあ、そんなことを!
あなた達はむなしい言葉で私の子供時代の夢を盗んだ。
もう既に大量絶滅が始まっている。
あなた達が話すことといったら、お金と永遠の経済成長というおとぎ話ばかり。
よくもまあ、馬鹿なことを。

 

16歳のスウェーデンのグレタさんの怒りのスピーチ。
世界中で起きている気候変動の元凶である温室効果ガス排出問題を重要視せず、
経済成長ばかり言っているアメリカ、日本をはじめ
無策の各国主脳たちに向けて怒りの涙のスピーチ。

 

世界各国で何百万という若者中心に温暖化対策を求めるデモが行われた。
日本でも国連大学前に若者が集まり抗議デモを行った。

 

仮に経済成長で豊かな生活を手に入れたとしても、
地球に住めなくなったら、何の意味もない。
若い人には本当に深刻な問題だ。
大人も自分たちの事として、もっと深刻に受け止めるべきだ。
先日の千葉を直撃した台風による強風、豪雨、竜巻、
毎年驚異的に高温多湿になっていく。猛暑、温暖化による生態系の激変へと、
全てが繋がっている。

 

もう既に発せられている自然界の警告に、
危機感を持って、解決策を講じなければ取り返しがつかない。
How dare you!

 

 

 

 

 

 

 

 

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8月は歴史に向き合う特別な月にしたい

2019/08/19


 

広島、長崎の原爆投下、そして終戦記念日。
これらの日々を噛みしめて、歴史の史実に基づき振り返ることが必要ではないか。

 

戦争経験者、原爆の被害者にとっては歴史ではなく、今も続いている苦しみなのだ。
戦争犠牲者の苦しみは、
普通の苦しい過去の様に、過ぎてしまえば懐かしい想い出とはならず、
思い出すにはあまりに辛く、苦しみを心奥深く封印しなければ生きられなかったのだろう。

 

しかし、話すことが出来ずにいた人々が、今、語り始めている。
それは決して傷が癒えたのではなく、
命があるうちに語り継がなければ、犠牲となった数百万の精霊に対し申し訳ないと、
悲惨の経験を語り始めたのだろう。

 

父母から聞いた戦争。
焼夷弾に逃げまどう空襲、
親兄弟も死に、家も焼け一人放り出された戦争孤児たち。
子供の頃見た手足のない傷痍軍人。
広島、長崎の原爆の地獄絵。

 

私は戦後生まれの第一陣として、
決して忘れず、語り継いでいく必要がある。

 

理不尽に戦争で奪われたたくさんの命に対して、
尊い命と引き換えに犠牲を払ったのだから、
二度と戦争を起こさないよう、
平和を維持し続ける義務がある。

 

 

 

 

 

 初めての収穫物

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心が泡立ちいら立つのをなくすベストな方法

2019/08/02


 

梅雨明け後の急激な猛暑も加わり、日本の将来への漠然とした不安のなか、
ざわざわと心の泡立ちを感ずる。

 

そんな時に究極の方法があるという海原純子先生のお勧めは、
「自分の進歩」「自分の進化」に争点を当てて過ごすこと。
自分が昨日より少しでも進歩したか否かを考えながら過ごすことで
雑念が消える。
他人との比較ではなく、自分に焦点を当てるという。
焦点を定め、そのことを進歩させることに集中させると雑念が消える、と。

 

昨年は大谷翔平君の爽やかな容姿と態度に心洗われ、
今年はバスケットの八村塁君に注目している。
あれだけ注目を浴び、巨額の契約金を貰っても、
全く変わらない自然体のおおらかな態度。

 

インタビューでも、“色々苦しいことがあったでしょう”と言われても、
“NBAに入って活躍することが僕の目標、日本人にとっても始めてだし、
目標があったから大変ではなかった“、と語っていた。
まさに、「自分の進歩に焦点を当てた」がもたらした結果。

 

インタビューで、どこの都市が好きかと聞かれて、
遠くを見て、懐かしそうに故郷の富山と答えた。
山に囲まれ、海に面し、静かな落ち着いた街、そう云う所が好きです、と。
あの静かな胆力は、豊かな自然から生まれるものなのか。

 

さて、私は、「自分の進歩・進化」
凡人なので、小さい目標をたて、心穏やかに過ごしたい。

 

 

 

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ブラッセリー・ホロホロ

2019/07/19


 

オシャレな看板の向こうに緑が見え、入る時にいつもわくわくするホロホロ。

ドアを開けると、ぽっかりとそこだけ別世界、心地よい喧騒に包まれる空間。
スタッフもお客さんも美しく、居心地よい趣味の良さ。

 

美味しいものが食べたいなあと思う時、必ず浮かべるホロホロ。
でもその時はもう遅い、今の今は絶対ダメ。
予約が取れないブラッセリ―にランクインだと思うくらい、いつもいっぱい。

 

ああ、でもでもそんな愛してやまないホロホロが先週でクローズ。
あの料理もスタッフともお別れ、何とも哀しい。

 

ビルが建て壊しになるという。
東京の建設ラッシュのあおりを受け、ステキな場所が、文化が壊されていく。

 

9年前、コピーライターの生徒さんの紹介で、
ホロホロのマダムのJ子さんが,英語が必要になりそうで習いたいといらした。

 

始める直後、メニューの英訳とかを先生と相談などしていた。 
お店のスタッフのS子さんもお通いくださったりしたが、
お忙しくなって時間が取れなくなり間もなくお辞めになった。

 

それ以来の深くはないお付き合いだが、
J子さんは独特の魅力があり、勝手にファンになっていた。

 

閉店の彼女の挨拶文・・・
【最初は移転も考え進めてまいりましたが、表参道のこの場所でholoholoを終わらせるのも
私の生き方として良いのかもしれないと思い直し、閉店することを決めました。】

 

彼女の潔さに脱帽だ。
J子さんの次の舞台、楽しみに、応援している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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