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春は明けるのか?

2021/02/19


 

いつの間にか1月も終わり2月も中旬に。
コロナ禍のトンネルは、いつ出口になるのか、
終わりの見えない変則的な日々が続いている。

 

ほんの少しの明かりはワクチン。
ただし、あまりに早急だったため、
素人ながら、アナフィラキシー等のアレルギー反応や、
ギラン・バレー症候群のような神経系の疾患も怖い。
まだ、時間があるので様子を見極めて接種を決めたい。

 

また昨今は、女性蔑視発言による森会長の辞任劇。
朝から晩まで、この話ばかり。
“女・子供は黙っておれ、云々”という言葉があるくらい、差別がまかり通っている国・日本。
単一民族であるため、日常的には目立たないが、
ある種の権力者は、先入観を持ち、仲間意識が強く、異質の意見や考え方に強く反応し否定する。

 

男女差別だけではなく、上級国民と下級国民、貧富の格差。
あらゆる場面で差別がある。

 

また、発端は森氏女性蔑視発言だったが、さまざまな問題を炙り出した。
密室でお仲間でシャンシャンシャンと手打ちで重要なことを決める。
権力を持った者だけで結論し、有無も言わさず従わせる。
美味しいことは自分たち仲間内だけで分配し、他は排除する。

 

こう羅列すると、どこかで聞いたことがあるなと思ったら、
そうだ、戦前の軍隊だと気が付いた。

 

前回のオリンピックは、日本が軍国主義から脱却し、
民主国家になった証を世界に知らしめたオリンピックだった。

 

今回図らずも、
日本は民主主義の国にはなりえなかったと世界中にお知らせすることになってしまった。

 

 

 

 

 

 

庭は春間近

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年不思議な年の瀬

2020/12/28


明けても暮れてもコロナ・コロナに追いかけられた一年。
感染症との戦いは長いと覚悟していたとはいえ、
この年末にきて、方向の定まらない無策により、
歯止めのかからない拡大ぶりには命の危険さえ感じる。
本当に嘆かわしい。

 

リッチモンドスクールは、相変わらずオンラインレッスン。
数クラスは生徒さんの希望で開いているが、
全てのクラスの再開の目途はたっていない。

 

リッチモンドに行くことも少なく、生徒さん達に会えないのは寂しいが、
教室に行かなくなって緊張感に欠け、のんびり、だらだら生活。
なかなか頭が切り替わらず仕事モードにならない。

 

このままではいけないと、電車に乗る恐怖と戦い、
教室に行って仕事モードを思い出す。

 

以前はガラガラだった電車も混んでいて、
寒さのせいか、気の緩みか、電車の窓が開いていない。
私は、使い捨て手袋を常に持参し、窓を開けまくっている。
周囲の怪訝な顔は物ともせず、
たまに共感の目ざしを送られると、二マッと微笑み返す。

 

この奇妙な日常を貴重な経験として、
生徒さん達と再会の喜びに浸る日まで、心身ともにタフでいよう。
長い戦いは、来年も続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

非日常的日常

2020/11/20


 

ロックダウンで街角から消えた人々は、今や何事も無かったかのように街々に溢れている。

しかし、一見何事も無かったかのように見える風景の裏には、

そこに働く人々も街も深く傷つき、戸惑っているのではないか。

有名人や友人の友人等、直接は知らなくても周りに亡くなった方も多い。

死が其処まで来ている恐怖も感じる。

 

人と接触することがNOであるコロナ禍では、

レストランや居酒屋さん等は、存在そのものの否定で不安と戸惑いで思考停止に陥っただろう。

 

語学教室も同様、人対人、マスクもNG、一瞬パニックになったが、

幸いリッチモンドスクールでは先生が自宅や教室からオンラインレッスンに切り替えることが出来た。

全員オンラインというわけにはいかないけれど、いつまで続くか分からないコロナとの戦いでは、

オンラインを続けるしか方法は無い。

 

オンラインはやはり痒いところに手が届かない感はあるが、

新しいことに挑戦、的な要素もあり楽しいという生徒さんもいる。

 

また、ステイホームは時間の制約が無いだけに、怠惰な生活になりがちだ。

オンラインでの仕事も、自己管理が必要とされる。

 

人は直に人と会う事によって楽しく元気になる。

コミュニケーションによってオキシトシンやセロトニンが出て幸せを感じる。

コロナで制限された状況で、

どうやって生きていったらよいのかと自問自答を繰り返している。

 

コロナ禍が終わった後、

人々は元の生活に戻れるのか?世界の景色はどう変化するのか?

良い方向に向かうのか?さらに悪くなるのか?

期待より不安の方が大きい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

命の証;原爆の犠牲者へ

2020/08/07


8月6日、アメリカの広島への原爆投下の日。
毎年、特別の思いで迎える鎮魂の日。
今年はコロナ騒ぎで頭の隅に追いやられていて、
新聞やテレビで気づかされた。
犠牲者に申し訳ない。

 

誰にもあった普通の日常が一瞬にして地獄になる。
全身赤く焼けただれた人・ひと・ひと。
痛みに顔を歪めることすら忘れたような放心した顔・かお。
理不尽にも一瞬のうちに、終わってしまった沢山のいのち。

 

人間の形を残していない死体の山からくすぶる火。
一人ひとりの人生があり、名前もある。
夫々の人々の生きた証は、だれが受け継いでいるのか?
戦争の犠牲者は、どこに怒りをぶつければ良いのか。

 

コロナが世界的に蔓延し、いつ罹ってもおかしくない日常に、
わが身が重なる。
平和な日常が、一瞬のうちにコロナに征服され、奪われる。
日々あわてず騒がず心して生活しよう。

 

たくさん戦争犠牲者の上に成り立った現代。
大切にしなければ申し訳ない。
そして決して忘れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Post Corona virus

2020/05/04


 

人生後半にこのようなことが起ころうなんて思いもしなかった。
日本人は清潔好きだし、人との距離も近くないし、靴のままベッドに上がらない、等々
根拠ない ”大丈夫“と、深刻さにかけていた。
しかし刻々と伝えられる世界中の感染者の数、死者の数、呼吸困難等の病状に、
抗うことのできない恐怖に打ちのめされた。

 

その上、他国の頼もしいリーダーと違い、
日本の政治家・役人・御用学者、誰も当てにならず、
ドタバタ・トンチンカンは底知れず、
日本は三流国であったとまざまざ見せつけられた。

 

リッチモンドスクールでも当初は、雑巾片手にありとあらゆるところを拭きまくり、
先生・生徒に、手洗い・うがいを強制し、マスクをしての授業をしていた。
誰かが罹ったらと、毎日気が休まらなかった。
4月8日緊急事態宣言が出てから、完全クローズし、
対応できる生徒さんにはオンラインレッスンをお願いしている。
年齢の高い生徒さんは、オンラインは馴染まないとお休みになっている。
講師の会社派遣も休止、飲食店ほどではないが、私たちも可成り痛い。
このまま、長く続くとリッチモンドスクールも持ちこたえられるか。

 

でも、これは、行き過ぎた新自由主義・競争社会・拝金主義の醜い世界を正すために
必要なステップなのではないか。
思うが儘の自然破壊、科学の力で何でも思い通りになる、命さえもコントロールできると
思いあがった強欲の人間へのしっぺ返し。
ここまで醜い人間ばかりになってしまったら、このくらいの荒療治でないと取り返しがつかない。

 

先日、偶然見た番組で、村上ファンドの村上世彰氏が出ていた。
”お金儲けがなぜ悪い”というセリフを放った拝金主義の申し子の様な面影はなく、
穏やかな人間性あふれる目をして、
若者に語り掛ける言葉は、深く清く正しく美しいものだった。
彼は弱者を助けるためのファンドを作り、若者に夢や希望を与える無料講座を開設し、
ホームレスに自立するような施設を作り、様々な慈善活動をしている。

 

ホリエモン、三木谷さん、新浪さん、等々、新自由主義の人々と一線を画し、
反対方向に大きく舵を切り、足元を見つめて未来を見据え、
良い世の中にしたいという一心で歩いていく姿・ひたむきさは、
心にずしんと重く響いた。

 

コロナウイルスが去った後の希望の風景を見たようだった。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fight against injustice: by Joaquin Phoenix

2020/02/18



今年度のアカデミー賞でのホアキン・フェニックスのスピーチの中での言葉。


全世界に不公平・不正義が蔓延し、それは人間同士だけでなく、
地球上すべての生物にも、人間が自己中心的に優位に立ちふるまう。
そういう問題に対して、心を注ぐこと。
トランプが、気○い的セルフィッシュでも流石アメリカ。
世界が注目する中、堂々と正義を訴えることが出来る。


日本では、芸能人のような影響力ある人々が、自分の意見を述べることは少ない。
声高に自分の意見を言う事は、
解ってないのに、生意気だ、とか、
お上のやることに異議を唱えるなんて、とかとか、、、。
飼いならされた羊の様になって、考えることをやめてしまったのか。


国民全体が、
救いがたい格差・不平等・不正義に対して、目を向け、心を傾けること。
弱い人々・動物に対して、心を注ぎ、優しい心を持つこと。
また、地球に対して、自然環境に対して、感謝する心を持つ。
声高に叫ばなくても、
電車の中で困っている人に対して、
袖振り合う人に対して、隣の人に対して、心を砕く。


みなが、目を見開き心を注げば、破滅に向いつつある地球を救うことが出来るのに。


小さいことにから始めて、周りだけでなく社会全体に目を向ける。



“Run to the rescue with love and peace will follow.”
ホアキンの兄リバー・フェニックスが残した言葉。






大都会の中に取り残され住民をほっとさせた空間は高層ビルに

大都会の中に取り残され住民をほっとさせた空間は高層ビルに















2020年、もう1か月過ぎて、、、。

2020/01/22


 

2020年、何となく心躍る響きのある年のはずが、
何も新しい希望を感じられず、暗雲垂れこめた閉塞感漂う日本。

 

国の中枢はオリンピックで何とか盛り上げようと躍起になっているが、
市民は盛り上がるどころか、莫大に膨れ上がった費用やテロや原発、猛暑や地震、
不安や不満の方が大きい。

 

修復不可能と思われるほどの地球温暖化も深刻な問題だ。
次世代の行く末がとても心配だ。

 

やりたい放題の独裁者化している米中露の指導者、
ミニ独裁者化しているどこぞのお方。

 

見渡せば、日本だけではなく世界中、砂上の楼閣のような地球。

 

終わりの見えない紛争地帯、一発即発な中東。
アメリカに加担して火の粉が掛かりそうな日本。
民主化を目指し戦っている悲壮感漂う香港。

 

世界の為政者に、
アフガンの地に散った中村医師の言葉を送りたい。
「力によって敵意が減ることはなく、恐怖は与えられても、
本当に人々の気持ちを解かすことは出来ない。私はそう信じます」
米軍機が飛ぶ下で地を這うように水路を開き、
これが根本的問題である貧困と飢餓を克服する戦いと確信をもって献身した。
そこに虚飾ではない、真の重みある収穫物がある。(毎日新聞玉木研二)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着物文化に貢献、ドレスコード着物で新年会 @ホテルオオクラ

 

 

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2019年クリスマスパーティー@リッチモンドスクール

2019/12/25


 

今年も終わろうとしている。
32回目のリッチモンドスクールのクリスマスパーティーも無事終了。

 

ちまたでは忘年会スルーが主流だそうで、
リッチモンドのパーティーも参加者は減少しているが、
皆と話が出来、沢山のお手製料理を味わうことが出来て、
ゆったりと落ち着ける。

 

30年前は、年に数回サマーパーティーやフェアウエルパーティーも行った。
当時は、パーティーというと講師の友人知人の外国人が大挙して押しかけ、
映画で見る世界、欧米の若者のパーティーさながらの喧騒だった。
私も先生も生徒さんも若かったし、”外国人に交じり日本じゃないみたい”と楽しかった。
次の日、二日酔いとしゃべりすぎ、はしゃぎすぎでぐったり疲れた身体に、
もう飲まないと何度誓った事か。

 

また何回かサプライズパーティーも行った。
私へのサプライズもあり、
Carlaという可愛い先生が秘密裏に仕切っていたが、
携帯のない時代、ケーキ屋さんからの電話を私が取ったり、気づいてしまった。
先生へのサプライズも行ったが、どういうわけか必ずばれていた。
遠い昔の出来事、ついこの間の事の様でもあるが。

 

今年は中国人家族、カナダ人、イギリス人、日本人と、日本語・英語・中国語が飛び交う。

国境を越えて人類は一つ。

 

また、数年前の生徒さんが中国人の可愛いいフィアンセを連れて来てくれた。
F氏が祝い唄でお祝いをし、皆でお二人に祝福の拍手。
温かい風が吹いて、和やかな時間、良いパーティーだった。

 

 

 

 

 

 

 

写真説明  F氏のお祝い唄

 

 

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中国語でガールズトーク

 

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世界で最も尊敬された中村哲医師 ―今そこにいる苦しむ人の為にー

2019/12/09


中村医師が銃撃されたというニュースに全身の力が抜けた。

涙が止まらない、とか茫然自失とか、信じられないとか、
怒りと悲しみに溢れた、おびただしい数の追悼コメントが、
世界中から誰よりも多く寄せられている。

 

昨年春、私は数十年の夢が叶い、先生の講演を聴ける機会に恵まれた。
憧れの中村先生は、何処にあの情熱が隠されているのだろう、
小柄で洒落っ気の全く無い素朴な赤ひげ先生。
そこで語られた言葉の重みは、私の陳腐な言葉では語りつくせない、
心に突き刺さる。

 

彼の生きざまは、超人的でありながら、気負いも衒いもない。
苦しむ人のために、世界から忘れられた人々のために、情熱を傾ける。
武器ではなく、井戸を、用水路を、命の水を。

 

中村先生の著書;“医は国境を越えて”から
《そうそうと流れる渓谷のせせらぎが闇に聞こえる。このアフガニスタンの山中で、日本の誰も味わえぬ平和なひと時をかみしめる。これも役得だろう。見上げるといつもながら降るような満点の星屑である。北極星を探して東を定め、遠い日本に思いを馳せる。(略)
ここでは、生も死も、悠久の大自然の中に忽然と溶け合っている。(略)
ここ極貧の「文明の辺境」では、分を超えた生への執着や「不安の運動」から、私たちが自由であることに感謝した。》

 

アフガニスタンの辺境の地で、最も否定した武力によって命を奪われた先生を思い、
我々は畳をかきむしるほどの、悲しみのどん底に突き落とされているが、
中村先生は悠久の大自然の中で生死を超えて生き続けている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大学受験の英語

2019/11/08


 

 

共通一次やセンター試験等、受験システムの変遷は紆余曲折、試行錯誤、

“これだ”というオールマイテイーはない。

遥かかなたの私の時代は、各大学独自の試験のみで、

受験システムによるストレスは全くなく、単純明快だった。

 

 

今の受験生は可哀そう。

勉強以外に考慮することが沢山ある。

施行者の都合が優先している感じだ。

英語の試験以外の教科にも問題が噴出している。

やはり、世に云う利権に絡む問題か?

誰かが、ある種の人々が、得をする!

How dare you!

 

 

日本の英語教育に関して、

英語を話せない日本人を返上したいと、上から下まで大騒ぎ。

 

 

リッチモンドスクールで30数年間、日本人の英語力をみてきて

結論は、教育内容ではなく、本人の英語への興味、努力、環境。

中学高校で習う基礎である英文法をしっかり理解、勉強すれば、

話せるようになると断言できる。

 

 

欲を言えば、未就学の時、耳から入る音から英語に馴染む。

学校に行って、読み書き文法を学び、肉付けする。

ことさら会話力会話力という必要はない。

 

 

会話が出来ないのは、英語力ではなく本人の話す力不足だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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