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BLOG

正義感

2017/09/20


 

“正義感”と言う言葉を聞かなくなって久しい感じがする。
最近は、
“正義感”は、ダサいとか、うざいとか、大人げないとか、
プラスではなくマイナスのイメージ?

 

自己中心の自分勝手な人が溢れている現代には、
通じない言葉なのだろうか?

 

それは日本だけではなく、
世界に蔓延している。

 

どうしてこうなってしまったのだろう。

 

第二次世界大戦後、
もう二度と苦しい思いはしたくないと、
世界中が豊かさを求めた結果、
心の貧困をもたらした。

 

経済中心の世界の失敗は明らかだ。

 

それでも世界の指導者は、
日々、儲かること、得をすること、戦いに勝つこと、
中世のような価値観を持っている。

 

為政者や役人は、
教養を高め、深い倫理観とdiversityを持って欲しい。

 

前文部次官の前川さんのような正義感を持って
国のために働くという役人や政治家はいずこへ。

 

清く正しく美しく、
そのような世の中は夢物語なのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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秋の夜長は読書でも

2017/09/08


 

仕事にも人生にも効く、読書がもたらす8つの効用
(ライフハッカー日本版から)

 

1. より賢くなれる
2. ストレスを軽減できる
3. 心をより穏やかにしてくれる
4. 論理的思考を高めてくれる
5. 語彙が増える
6. 記憶力が向上する
7. 書くスキルが向上する
8. 目標の優先づけに役立つ
By Glen Stansberry

 

今や、電車の中で読書をしている人はわずか、
老若男女みな下を向いて。ひたすらゲームをしている。

 

一億総白痴、大丈夫?と思ってしまう。

 

新聞でも小説でも何でも活字を読むことは、とても大切なこと。
知識が増え、自分以外の人の思考回路も経験でき、
集中力も向上する。

 

小・中学校の道徳の時間は
読書に時間に充てて欲しい。

 

知性や感性が磨かれ、
自主性のある豊かな人間になれると思うのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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親を亡くした子供たち

2017/08/25


 

広島・長崎の原爆で親を亡くした子供たち、
空襲で親を亡くした子供たち。

 

戦争孤児。
忘れられた存在。

 

原爆や空襲で逃げまどいながら親とはぐれたり、
疎開先から帰ってきたら、出迎える親も家も無くなっていたり。

 

食べ物も、着るものも、すべて無くなり、
幼くしてどうやって生きていったのだろう。

 

国は助けてくれるどころか、厄介者として見捨てた。
浮浪児をゴミ扱いで、番号を付けて取り締まった。

 

絶望などという甘ったれた感情ではなく、
極限状態で必死に生き抜くのみ。
想像を絶する地獄の日々。

 

二度と戦争孤児の悲惨な苦しみを繰り返さないために、
語り継いでいきたい。

 

 

週刊STから
According to a June survey by NHK, 14 percent of 503 respondents across the country
aged 18 and 19 said they didn’t know Aug.15 was the anniversary of Japan’s surrender.

(NHKが6月の行った調査によると、全国の18歳と19歳の503人の回答者のうち14%が、
8月15日が(戦争)で降伏した記念日だと言うことを知らないと答えた。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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8月は戦争を忘れない月に

2017/08/14


 

広島・長崎の原爆、そして終戦の8月。
年々、戦禍を扱った番組が少なくなっている気がする。

 

以前は8月になると、
あちこちのテレビ番組で、戦争の悲劇をうたったドラマが放映され、
この悲劇を繰り返すほど、人間は愚かではないと思わせた。

 

CTVでさんまの沖縄戦のドラマや、
中国に残された赤十字の看護婦のドラマとか、
もう数年前に放送された再放送を泣きながら見て、
若い人はどう感じるのだろうと思った。

 

遠い昔の出来事、自分とはかけ離れ現実味が感じられないか、
核戦争やゲームの中の戦争の方がリアルなのか?

 

誰かが、言っていた。
戦争を知っている人間が居なくなる頃、戦争が起きると。
また、100年くらい経つと人類は戦争を始めると。

 

戦争では何も解決しないのに。

 

300万人(そのうち250万人は普通の市民)
ともいわれる文字通り尊い生命が奪われ、
沢山の犠牲のもと、
今の我々が居ることを忘れてはならない。

 

二度と再び戦争をしないという誓いを立てたからこそ、
亡くなった人々に対して申し開きができるのだ。

 

8月は、戦争で亡くなった尊い生命に思いをはせ、
静かに、祈りの月にしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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マクロン大統領

2017/07/31


 

マクロン氏はトランプ氏の来仏時の記者会見で英語を使った。
歴代大統領は、
英語が出来ても「英語の覇権に対抗する」として
フランス語ナショナリズムを死守していた。

 

極右のルペン氏を応援したトランプ氏に対し、
和解の昼食会でもてなし、何のこだわりもなく振舞った。

 

相手の懐に入って、
巧みに関係を作り説得する柔軟さを持ち合わせている。

 

日本の政治家で、これをできる人が果たして居るのか。
人間の成熟度の違いか、
揉み手しながら、平身低頭するだけ。

 

また、マクロン氏は、
文学や文化への造詣も大変深く
歴代大統領の中でも群を抜いて教養があるらしい。

 

その点も、日本の政治家の中には見当たらない。

 

また、25歳年上のブリジット夫人
若くなければ女じゃないという旧態然とした男社会の日本では考えられないこと。
かわいい子が好きな日本の男性にはきっと理解不能。

 

フランスでは、その点だけが取り上げられることはなく、
珍しいことではない。

 

日本だったら、
前夫、子供、親たち、友人、まわり中を巻き込んで詮索され、
ああでも、こうでも、と有ること無いこと言われるだろう。

 

Sophisticateなstylishな大人社会の中で、
出会った二人は、知性と感性が響きあい、運命の出会いをしたのだろう。
何とも羨ましい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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話題の人

2017/07/21


 

今、最も注目を集めている人、
前川文部省前事務次官、公立夜間中学講師。
正義の味方、スーパーマン登場。
政治とかにあまり興味のない普通のおばさんたちにも絶大な人気を集めている。

 

女性は特に、不正が嫌い。
男性はしょうがないんじゃないのとか、どこにでもあるよとか、曖昧。
特におばさんは、”ズルいことや嘘つきにはテンションが上がる。

 

彼の唱える信条;
基本的人権、平和主義、民主主義、教育等々を
分かりやすく、力むことなく理路整然と話す。

 

威風堂々として、何事も恐れぬ潔さ。ほとばしる程の頭脳明晰さ、偉そうでなく自然体。
人間として優れた特性のすべてを兼ね備えていると思う。

 

公務員試験4番とか、世界シェア75%の会社の御曹司とか、
祖父が村上春樹もいた和敬塾の創設者とか、
親戚には誰それが、とか・・・
そんなこと微塵にも出さず、
凛とした武士道精神を持った人という感じ。

 

今や日本中の女性が大ファン。
正義のために戦って!
みんなが応援している。

 

話題の時事英語:
Voter anger      国民の怒り
Influence peddling 地位を悪用して不正を行うこと
Approval ratings   支持率
Cabinet reshuffle  内閣改造
Whistle blowing   内部告発

 

 

 

 

 

 

 

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言葉の壁 -小川糸さん

2017/07/07


 

このブログでもたびたび登場する小川糸さんが
ドイツ語の勉強を始めたというコラムから。

 

彼女はベルリンに長期滞在を繰り返し、
言葉の壁を感じたことはなかった。

 

が、犬をベルリンまで初めて連れて行って散歩していた時、
犬友ママ達と交わす簡単な会話が全くできず、
言葉の壁を痛烈に感じで孤独感におちいったという。

 

ベルリンを諦めるか、
ドイツ語を習得するか、
悩んだ末、
ドイツ語を話しベルリンとの関係をより深めることを選んだ。

 

『40代の、大きな目標ができた。
人生のある時期を、日本を離れて暮らすのもいいのではないかと考えたのだ。
そうすれば、より日本を客観的に見ることができる。』

 

世界中からの様々な職業の生徒さんと
一日4時間ほどの授業を週5日間学ぶ。
予習復習をしっかりやらないと授業についていけない。

 

『いい歳をした大人たちが名前や趣味を聞きあったり、
幼稚園のようだが、
先生は、
どうやったら頭の中に生きたドイツ語が浸透するかを
考えながら授業を進めてくれる。』

 

『難しいと思うともっと難しくなるから、
ドイツ語なんて簡単、と自分で自分に言い聞かせている。』

 

糸さんがどのくらい話せるようになったか、
次回のコラムが楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ヤング・ソルジャー

2017/06/26


 

名前だけしか知らなかった石田禮助の生涯を描いた
「粗にして野だが卑ではない」by城山三郎を読んだ。

 

三井物産時代ほとんどを海外で過ごし社長歴任後、
誰も引き受けなかった国鉄総裁を78歳で引き受けた。

 

商売で生きた後は、パブリック・サービス、世のために尽くす、
それでパスポート・フォア・ヘブン(天国への旅券)が与えられるといった。

 

また、記者会見で彼の年を懸念する記者の発言に、
気持ちはヤング・ソルジャーだと。
Generalではなくsoldier、
本物のソルジャーは、自分を犠牲にして耐えて耐え抜く人。

 

また、パブリック・サービスに属する仕事は
給与をうけるべきではないという持論で受け取らなかった。

 

パブリック・サービスに属する人々がただ乗りして、
卑しく感じないのかと、
優待パスもすべて返上、
接待ゴルフも禁止。

 

卑怯を憎み、高いモラルを持って
豪快に潔く生きた石田禮助氏。

 

石田氏が国鉄を去る時
前例のないことに、野党議員も別れを惜しみ宴席を設けた。
あまりの嬉しさに超高級店で、
もちろん自腹でお返しした。

 

正義感の強い明治の硬骨漢の石田氏のような人はどこにもいない。

 

粗で野で卑の三拍子そろったパブリック・サーバントばかり、
パスポート・フォア・ヘブン、欲しくないのね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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知的レベル

2017/06/13


 

東大教授の安富歩さんが、メヂィア時評(毎日新聞)で
“タブーを恐れるな”と題しコメントを書いている。

 

彼は英国留学中に日本では見ないテレビと新聞に魅了されたとか。
「日本に比べて知的で刺激的で遊び心に満ちており、
とてつもなく面白く感じたのである」

 

日本に帰り、
「耐え難いくらいに退屈にみえた。
メヂィアの忖度ぶりは、一層ひどくなっている」

 

BBC2の当時のキャッチフレーッズは“私たちはタブーを恐れません“

 

この間の選挙の前も”She is a liar”
というコミカルなリズムの歌が流れていた。
“You can trust her? NO, NO, NO,.NO!

 

さすがイギリス、シニカルで嫌味たっぷりだが、
思わず笑っちゃう抜群のユーモアセンス。

 

それに比べて、日本では。
忖度を通り越して、べったりの御用新聞の大本営発表。
また、テレビは“知的貧困”をこれでもかとさらけ出している人々・番組。

 

真面目とか、誠実とか、やさしさとか、努力とか、が追いやられ、
いい加減さや不真面目さや軽薄さなどが真ん中にある。

 

やっぱりおかしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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日本でいちばん大切にしたい会社 ―坂本光司

2017/05/26


 

友人の大橋良さんのブックフェアで手に取った本。

 

彼のお勧めで読んでみた。

 

あまり知られていない中小企業の経営者たちの心を打つ経営哲学。
彼らの感動的語録に心打たれた。

 

その一つが中村ブレイズ。
石見銀山に本社がある義肢装具メーカー。
まだ日本には義肢という概念も製品も存在していない時代1974年創業。

 

社長の中村氏は、働きながら学び、渡米もし、
世のため、人のために貢献できる仕事としたいと技術を学び、
故郷に会社を作った。

 

中村ブレイズの製品はすべて手作り、
一人ひとりのお客様に対応したものを作らなければならない。

 

必要なものを必要としている人に…、
世界に一つしかない本当の物づくり…というコンセプト

 

”五体不満足の方や高齢者の方、いわば社会的弱者の方々が
人間の尊厳を失わずに生きていく事を支える会社“

 

医療や福祉関係、介護等に関する製品が少ないのは、
責任と手間がかかるため、利益に見合わないということらしい。

 

物づくり大国日本は、
効率のみを追及するのではなく、
弱者のための物づくりこそ、器用な日本人の真骨頂ではないか。

 

倫理観などお構いなしで利潤追求。
自分さえよければそれで良し、とする感謝を忘れた新自由主義。
世のため、人の為にという大会社の企業人が見当たらなくなって久しい。

 

 

 

友人Yさんの百花繚乱の庭園

 

 

 

 

 

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