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中国語
2015/08/19
夏休み短期集中コースを利用して、
友人の女医恵子さんと、中国語を学んでいる。
恵子先生は、
数年前よりイタリアに魅せられ、イタリア語を勉強中。
一年に数週間、語学学校に短期留学しイタリア各地を旅行している。
息子さんが大学を卒業し、医師になったら即座に産業医を辞め、
フリーの検診医になり、
好きな場所を選び、好きな時だけ日本中を回っている。
羨ましい生活だ。
彼女は、“何でも内科、とんでも内科”と自己紹介する。
3人の肝っ玉母さんでもあるし、最近グランマになった。
慈恵卒業の才女と一緒に中国語を習うのは?と思っていたが、
彼女のユーモアのセンスで、笑いが絶えない授業で、とても楽しい。
私は以前にも中国語をかじったが続かなかった。
今回は少しは身になりそう。
中国語だけでなく、中国の歴史、文化、習慣等、
先生が困るほど、質問攻め、好奇心が膨らむ。
これから日本は、中国の旅行者だけでなく永住者が溢れると思う。
沢山稼いで、沢山税金を払ってくれれば、
悪い事ではないと思う。
リッチモンドスクールの先生たちは、
中国人全般のマナーの悪さや、ビジネス上の狡さ等、全くない。
日本に住んでいる中国人に対して、殆ど違和感を感じたことはない。
“悪貨は良貨を駆逐する”ではなく、良貨は悪貨を駆逐するようだ。
平和
2015/08/12
最近の安倍政権の政策に、
高校生・大学生から若いママさんも
捲き込んで関心が高まっている。
今まで、全く関心のなかった若者が
政治に関心を持ったことは、
未来に明るい光が灯ったようで嬉しい。
ある人が、憲法9条で平和が保たれるか疑問だと言った。
もちろん武器を持っていないからと云って、
争いに巻き込まれないとは限らない。
モンスターの様なテロ集団には全く通じない。
しかし、ISIS等は西側の介入による戦争の爪痕。
アメリカの世界中の戦争は
勝敗はあったのか?
ベトナム・イラク・アフガンの結果は?
北風と太陽を思い出して欲しい。
どんなに北風を吹かせても、ぽかぽか太陽には叶わなかった。
武器を増やし、武装し、
お互いエンドレスに軍事費を増強させる。
一人一人が友達になり、国と国が仲良くなることが
どんな安全保障より力強いと思う。
言葉が出来なくても、仲良くなればお互いに理解し合える。
さらに言葉が出来れば、世界が広がり、
お互いの国民性も尊重できる。
お互いの言葉を話し
武器を持たない平和外交。
世界中から尊敬される日本であり続けたい。
アメリカ在住S子ちゃんのお食い初め
2015/08/03
リッチモンドスクールの卒業生で、
ブログにも何度も登場するS子ちゃん。
彼女は現在アメリカで博士になって免疫学の研究をしている。
先日、お嬢ちゃんのお食い初めの写真がFBでアップされていた。
伝統的お食い初めの献立、手作りの祝箸まで並ぶ食卓。
その時のS子ちゃん2世の衣装は甚平。
ちなみにご主人はアメリカ人。
FBに時々お手製ケーキが現れて、
彼女の幼稚舎時代に焼いてくれたクッキーを懐かしく思い出している。
競争社会のアメリカでの研究生活は並大抵ではないだろう。
その中で、ご主人と仲良く、優雅に楽しく生活をエンジョイ、
当たり前のように、難なく日本の文化も取り入れた生活を送っている。
当時から文武両道、絵も描き、編み物もし、お料理好き。
やはり子供の頃から、
違う輝きを放っていたS子ちゃん、
ただの人にはなっていなかったと、
本当に嬉しい。
次はどんな喜びを見せてくれるのか楽しみにしている。
最年少ノーベル賞受賞、初の日本人女性受賞とか。
S子ちゃん、応援しているからね。
行動する若者に捧げたいリンカーンの言葉
2015/07/24
今、そこにある不確実な日本。
不安でいっぱいだが、
動きだしてきた若者の言動・行動に希望が灯る。
大人は、その若者たちに正義は勝つ・諦めないでと、
決して無力感を味あわせてはならない。
To sin by silence when they should protest
makes cowards of men.(Lincoln)
「抗議すべき時に沈黙するという罪によって、
人は臆病者になってしまうのである。」
“Don’t interfere with anything in the Constitution.
That must be maintained, for it is the only
safeguard of our liberties.” (Lincoln)
「憲法に関するいかなることにも余計な手を出してはならない。
憲法は私たちの自由を守ってくれる唯一のものなのだから、
維持されなければならない。」
I am a firm believer in the people. If given the truth,
they can be depended upon to meet any national crisis.
The great point is to bring them the real facts. (Lincoln)
「私は国民を固く信じている。もし真実が知らされるならば、
国民は国難に際して頼りとすることができる存在である。
大事なことは、本当のことを国民に伝えることである。」
I am not bound to win, but I am bound to be true.
I am not bound to succeed, but I am bound to live by
the light that I have. I must stand with anybody that stands right,
and stand with him while he is right,
and part with him when he goes wrong.(Lincoln)
「勝たなければならないのではなく、真実でなければならない。
成功しなければならないのではなく、自らの良心の光によって
生きなければならない。私は誰であろうと正義の側に立つ人の側に立つ。
そして、その人が正しい時にのみ、その人を支持する。
その人が間違っている時には、私はその人とはたもとを分かつ。」
ブログ〝ポルフィの日記″からの引用
Intensive Course
2015/07/13
7月から9月まで短期集中コースを開催している。
以前にもまして、ビジネスマンの方がお忙しいらしく、
平日の夜は全く無理とかで、土曜・日曜希望の方が多くなった。
リッチモンドは基本的に日曜は休講なのだが、
希望の方があれば、開講する。
この国の勤労者は本当に勤勉なのだとつくづく思う。
モクモクと真面目に良く働く。
今年は英語・中国語の他に、
韓国語・イタリア語・フランス語も開催している。
以前は、先ずは英語という考え方が多かったが、
新しい言語に触れたいという方がみられるようになった。
取り敢えず、挨拶だけは、
基本的な会話はおさえたい、
少し話せるように、
少し聞けるようになりたい、等々。
そのような意識の高い生徒さんが周りに居て
私も刺激を受ける。
その国の言葉に触れることは、歴史・文化・人々を知ること。
グローバルと言う言葉が叫ばれても、
ヘイトスピーチや排他的な考えなど、
ドメスチック感が蔓延しているような昨今の日本。
せめて異国の地に夢を馳せて、
新しい知識を楽しんでは如何でしょうか。
I know nothing except the fact of my ignorance.
Socrates
(私が知っているのは、自分が何も知らないという事だけだ-ソクラテス)
DIVERSITY
2015/07/03
昨晩乗ったタクシー運転手さんが、
自民党の若手議員の問題発言に心底呆れると怒っていた。
百歩譲って、彼らが思っていることが間違っていなかったとしても、
私的な集まりとはいえ、場所は公的な場所、飲み屋ではないし、
若手議員の勉強会での発言。
言いたい放題。
攻撃的な口汚い発言は品性下劣。
自分の意見がすべて正しくて、
他人の意見は一切認めない。
危機感を感じた党執行部の早目の処分に
厳しすぎと異論が出たという。
二二六事件の青年将校を思い出させて、
歯止めが利かなくなりそうで何だか怖い。
お互いの意見の違いは認め,話し合い、
平和な、より良い日本を作っていきたいと思わないのでしょうか?
きっとこんな事を書くと、
反日だとネトウヨに攻撃されるのだろうな。
でも私は日本を深く愛しているし、
日本人であることを誇りに思っている。
天皇陛下と美智子皇后の命を賭しての平和への思いに、
そのお姿に接すると泣きそうになる。
Peace begins with a smile.
平和は微笑みから生まれる。
Mother Teresa
マザーテレサ
山田太一の世界
2015/06/17
新聞に脚本家の山田太一さんが
”創作の原点—戦後70年“で今を語っていた。
彼は戦争で母、兄、家を無くし、生活が一変した経験から
社会を見つめ続けている。
彼の脚本の登場人物たちは、普通の市井の人々で、話す言葉は、優しく温かい。
日常の当たり前の言葉で心のひだを丁寧に描いている。
聞いているとズシンと心に落ちる。
彼は云う。
決めゼリフが痛快なキャラクターが受けると。
そして、スポーツ中継に国を挙げて熱狂する「高揚感」に
違和感を抱いていると。
“戦争中も高揚感が許した非リアリズムが世の中の空気を支配した。
「爆撃をバケツリレーで消そうとしたり、
上陸した米兵と竹やりで戦おうとしたり、
何という非リアリズムの世界で日本人は生きてきたのか」”
視聴率の高い番組の主人公は
面白おかしい決め台詞を言う。
じっくり聞かせるセリフは皆無。
軽薄短小。
ゲームでバーチャルの世界で遊び、
深くものを考えることなく、
マイナスな事に向き合わない。
非リアリズムの中で生きているのか。
はとバスの旅
2015/06/08
以前にもブログに登場した中高の同窓会役員経験者の同窓会で
「潮来・佐原の水郷あやめ祭り」の日帰り旅行に行った。
メンバーは8名、今回は6人の参加となった。
出発は浜松町に8時集合。
朝食のパンと飲み物を売店でゲット。
英語が超上手なレジの方(後期中年おばさん)が、
外国人に、笑顔で軽口をたたきながら、キーを叩いていた。
その絶妙なやり取りに、一瞬、ここはどこ?
グレイハウンドのターミナル?
始めの目的地は銚子・犬吠埼灯台。
世界灯台100選、日本灯台50選に選ばれた。
九十九里海岸にちなみ階段は99段、登りきると太平洋が一望できる。
昼食後は潮来十二橋めぐり。
昔懐かし船頭さんが、
利根川下流の狭い支流にかかるオモチャの様な橋の下を器用に櫓を漕ぐ。
最終目的は水郷佐原の水生植物園
嫁入り舟に乗り、
水面に広がった蓮の葉やアメンボウを見ながら、
一面に広がった満開の花しょうぶを堪能。
残念ながら早起き蓮は午後には花を閉じる。
蓮の花を見ると良いことが起きる感じがして大好きな花の一つだ。
解散は東京駅
名残惜しくて夕食も、という事になり丸ビルでディナー。
お別れしたのは9時少し前。
たっぷり12時間のお楽しみだった。
この会は、一年に2回ほど行われる。
私が一番のジュニア。
ころ良い距離感を持って、優雅さと見識に溢れた先輩たちと接する機会は、
私の一つの財産になっている。
元気でいましょうを合言葉に、お別れした。
新国立競技場
2015/05/26
国立競技場の付近は
神宮の森に囲まれ、都心には珍しい緑あふれる美しい場所である。
そこに、あのユウホウのような形をした新国立競技場が建設される。
あの場所にはマッチしないと誰の目にも明らかだった。
臨海エリアなら、まだしもである。
建設費の予算が1300億円からザハ・ハディト氏の設計通りだと3000億、
縮小して1700億円、
維持費が年間35億円
コンペの結果にも問題があり、
当初から疑問の多い不評な新国立競技場だった。
素人の私でも疑問ばかりの競技場。
専門家の友人たちは、
毎週、会合を開いて反対運動をし、陳情に行ったりもしていたが、
結局、国立競技場は取り壊され、
無残な空き地になってしまった。
都市開発等の問題が全く無視された案であること。
予算がかかりすぎる事。
デザインがあの場所に合わないこと。
開閉式の屋根は、一昨年の大雪のような気候に対して弱く、
屋根が落ちる可能性がある事。
8万人のイベントがはたしてあるのか?
収容人口の交通手段が未定。
維持費がかかりすぎる事。等々。
懸念した通り、
予算が大幅に高騰するため、開閉式の屋根の設計は延期。
収容人口も縮小した案に変更されるらしい。
迷走の新国立競技場である。
神宮の森の風景になじんでいた競技場が消え、
膨大な税金が投入された、グロテストなコンクリートの塊が現れると思うと
憂鬱になる。
自然について~ 対談:加藤登紀子とC.W.ニコルから
2015/05/18
ニコルさんは英ウエールズ出身のケルト人で
ケルトは、森の文化や海の文化があり神様が沢山いるところとかが、
日本と文化的に似ていると感じているとか。
彼が53年前に日本に来た時、
「あの花は生きているから踏まないで」
「花の気持ちになりなさい」
とか言うおばあちゃんの言葉に懐かしさを感じたと。
私はウエールズには行ったことはないが、
ケルト人の住むアイルランドには行ったことがある。
妖精の住むアイルランド、アイルランド神話が示す通り、
アイルランドの神秘的な大自然に、未知なる感情が震えた。
日本でも
山や海に神仏が宿っていると云われ、
山道にはお地蔵様が鎮座し、
大自然の中では、癒されると共に、どこか畏怖さえ感じる。
しかし、ニコルさんは、
日本の自然破壊が急速に進んでいることを危惧している。
森林破壊は、
地球温暖化はもちろん
地球上全ての生態系に影響し
森の破壊は海の破壊にもつながる。
都会に居ると森林破壊は身近な問題ではないが、
危機感を持って、心に留めておきたい。
近所の玄関先