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政治家の英語
2015/05/10
安倍首相がアメリカ両院合同議会で英語の演説をしたことが
国民には高く評価されている。
スタンデイングオベーションが○回で拍手が鳴りやまなかったとか
マスコミも大分持ち上げている。
テレビのコメンテーターも、
英語のスピーチは日本人として嬉しいとか、素晴らしいとか。
アメリカの新聞には、
カンペがしっかり映し出されていた。
此処で顔を上げる、間を置く、ここで○秒待つ、とか
子供の発表会でもあそこまでしないような細かい指示が書いてあった。
聴衆はみな下を向いて、スピーチ原稿を見ていたのは、
彼の英語は80%しかわからなかったとのコメントに表れていた。
リッチモンドスクールの英語の講師たちに聞いたところ、
内容はさておき、
発音、イントネーション、受け狙いのユーモア、滑舌の悪さ等々、不評、
努力賞かな、が大方のnativeの反応。
中には、聞いていて恥ずかしくなったので途中でやめた。
と言う講師もいた。
Awayで堂々としていたことは褒められるが、
英語として成り立っていたかは疑問。
カタカナ英語でも堂々としていたら良いとは思うが、
反面、あれならば日本語の演説の方が良かったとも思えてしまう。
やっぱり英語は難しい。
付け焼き刃ではねー。
政治家を目指すのであれば、
Nativeのように話せなくても
せめて通じる英語を話せるように勉強して欲しい。
百花騒乱の我が家
芸術に癒されて
2015/04/22
私事ですが、
近親者が亡くなり、
深い喪失感と、心が折れてしまったまま、
うちひしがれた状態が続いている。
華々しいところに出る勇気は無く、
お誘い頂いたパーティーは殆ど断っている。
以前より
都民劇場と読売交響楽団の会員になっているため、
月に一度のコンサートと演劇は、否応なくチケットが送られてくる。
気が進まないまま、藤山直美の喜劇を観に行った。
彼女は父親からDNAを全て受け継ぎ、天才的な喜劇役者。
以前見た、亡くなった勘三郎とのアドリブ応酬の舞台は、
今、思い出しても可笑しい。
藤山直美のバカバカしいまでの可笑しさは、
一時、私の心を和ませてくれた。
また、読響のコンサートは、
R.シュトラウスの「英雄の生涯」は壮大なイメージが、
ブルックナーの交響曲7番は、響き渡る音の世界に身を包まれるような感じで、
また、バリトンの小森輝彦さんの荘厳な歌声は、
心の奥深く浸みわたり、心が震えた。
津波で家族を亡くし、深い悲しみにいた人々が、
音楽に慰められたと言っていたが、
今は、その気持ちがはっきり分かる。
このように日々癒されて、悲しみを奥深く埋め込みながら、
前に進んでいくのだろうか。
子供の声
2015/04/10
また毎日新聞から
”子供の声を騒音と感じる寂しさ“ by 松尾貴史さん
子供の声がうるさいと言う住民の反対で保育園が開設出来ないという。
反対する住民は上品で優しそうな人たちで、「あら、可愛いわね。いくつ?」
と声をかけそうな人たちだとか。
― 子供の声を「騒音」だと思うような人が増えてしまっているという悲しさ、
寂しさを禁じえない。― と彼は言う。
確かに電車の中でのヒステリックな泣声や、大声で騒いでいる子供を見ると、
うるさい、静かにさせて、と顔をしかめながら親を見てしまうこともあるが、
住宅街など路地裏で聞こえてくる子供の甘いイノセントな声には癒され、
自然と笑みがこぼれる。
母親に、また友達どうしで可愛らしい事を言っている声が聞こえてくると、
思わず声をかけたくなってしまう。
(散歩中の犬には声をかけられるが、子供に声をかけると誘拐犯と勘違いされるので
我慢しているが・・・)
松尾氏はまた、賛成派のコメントも紹介
「子供たちの声は、将来の希望の声ですよ」
子供たちの声をうるさいと思わず、子供たちの声に癒されるように、
大きな優しい気持ちでいたい。
平成中村座
読み聞かせ
2015/04/01
毎日新聞“柳田邦男の深呼吸”で
「親子の心育て」絵本の読み聞かせについての記事に注目した。
― 読み聞かせは、リズム感と感情のこもった肉声が聴覚を通じて脳内に響き、
人物あるいは動物の表情を読み取り、色合いや細部を楽しむ。
もたらされるものは、
①言葉の発達
②きめ細かな感性・感情の発達
③文脈理解力
④他者の心への理解力
⑤親も心が穏やかで優しくなり、子供の心に安定感をもたらす
最近、様々な場所で読み聞かせが盛んだ。
本の面白さを知ることで、スマホの世界から離れ、
読書家になる子供が増えれば、思慮深く想像力豊かな大人になり、
世の中が良い方向に行くだろう。
私事だが、読書好きの姉が長年小学校で読み聞かせをしていて
“おばちゃんの本が一番面白い”と言われたと自慢していた。
本好きの人は、
深く本の内容を読み解くことが出来るため、読み聞かせも上手なのだろう。
リッチモンドスクールの子供教室でも
絵本を読み聞かせして英語の世界を身近に感じてもらう授業も
取り入れている。
子供たちは絵本を開くと、目が輝き、じっと耳を澄まして聞いている。
好奇心いっぱいのその様子は本当に可愛い。
ドイツには真理と正義が
2015/03/23
メルケル首相は、来日し脱原発を決意した理由について
「素晴らしい技術水準を持つ日本で事故が起き、
本当に予期できないリスクがあることが分かった」と語った。
ドイツは、福島の事件で原発を止めることを決心し、
事故を起こし世界中を混乱におとしめた日本が原発再稼働を決める。
奇妙ではないか?
日本ではその責任を取らないのか?
また、戦後処理に関して、
ドイツが欧州で和解を進められたのは
「ドイツが過去ときちんと向き合ったからだ。
隣国(フランス)の寛容さもあった」と述べた。
ドイツは、戦争責任を認め、過去の誤りと反省を諸外国に示したことにより
近隣諸国と平和を築けた。
ドイツ人にはあまり馴染みがないが、
メルケル首相の会見を聞く限り、
ドイツには真理と正義がある。
かつて医学、科学、音楽、文学どの分野においてもドイツは優れていた。
ゆえに、昔の日本の知識人はドイツ語を話した。
アメリカが世界の警察ではなくなった今、
メルケル首相は
欧州だけでなく世界を牽引して指導力を発揮している。
人間として女性として頼もしい。
ドイツ語もやらなければ・・・。
スイスの大使公邸を移築した翠州亭@千葉県
想像力の欠如
2015/03/11
近ごろ足りないことだらけ。
人を思いやる心。
13歳の中学生が殺され、
加害者の少年たちに被害者の恐怖や気持ちを想像できなかったこと。
今になって、とんでもないことをしたと、言っているとか。
目の不自由な人を、足蹴にして恐怖に陥れてたり、
お年寄りや弱者に対し、
邪魔者扱いするような態度をしたり、
彼らがどんな思いで、諦め我慢しているか想像できない人。
戦後70年、平和を維持し世界から称賛を浴びてきた日本が、
列強と並ぶような、勇ましい挨拶をしたら、
諸外国からどのように思われるか想像できないこと。
想像力の欠如は、
書物を読み、歴史を学び、先達に学び、知識を広めること等の不足。
上も下も欠如した人間だらけ。
中曽根元首相も
「ようするに歴史的思考っていうものがなくなった。
現実的な明日をどうするっていうのはあるが、
哲学を背景にした深い思索を持ったものがない。」
歴史を見返し、過去から学び、
哲学を持って、深い思索をし、
そこから未来を見据える。
“今、目の前にあるもの”しか見えていないから、
気が付いた時には、
とんでもないことをした、
とんでもない方向に行ってしまった、
となる。
道徳を教科にするなら、
歴史や哲学からの洞察力を学ぶようにして欲しい。
つつましく満開になった梅、可憐で綺麗。
感動でした
2015/03/06
リッチモンドスクールを始めて28年になる。
その間、本当に色々な出会いがあった。
中には思い出したくない想い出も沢山あるが・・・。
先日、ある生徒さんの紹介で、と言う方から電話があった。
その生徒さんは1年も在籍して居なかった方だったが、
ピラティスの先生で、英語はかなり上手で、チャーミングで、
ハキハキしたお嬢さんだという事を、はっきり覚えている。
10年以上も前の生徒さんなのに、
リッチモンドスクールを覚えていてくれて、
紹介して下さったこと。
感謝でいっぱいだ。
私が始めた頃は、
英会話スクールは少なく、ずいぶん遠方からも生徒さんが通って下さった。
今は、英会話スクールが必ず近所に何軒かあるため、
紹介も難しい。
私は、何かを買う場合、食事をする場合でも、
なるべく知っているところを利用する。
同じお金を落とすなら、
知っている人に落としたい。
自分でコツコツと仕事をしている身として、
わざわざ内を選んでくれたという感謝の気持ちは、計り知れない。
長くやってきて本当に良かったと思える瞬間。
あらゆる人に感謝したくなる。
紹介下さった生徒さんは、
来週からリッチモンドスクールの生徒さんになる。
あっという間に満開になったヒヤシンス
初心に帰って
2015/02/25
晴子先生が体調をくずして1か月の休養に入った。
代理の先生に代講して貰っている。
現在ベテランの先生が多いので、
最近リッチモンドスクールのメソッドを振り返ることがなかった。
代講の先生も決して下手ではないのだが、
20年以上も通っている生徒さんからすると不足らしい。
ベテランの生徒さん達は、
まさに違いが分かる生徒さんで、
先生のジャッジ、授業内容のジャッジ、教え方のジャッジが鋭い。
感想を伺うと、
悪くはないけど、、、普通の英会話スクールと同じ、、と、
厳しいフィードバックが返ってくる。
改めてリッチモンドスクールのTeaching Methods, Teaching Guidebook等を
見直してみた。
リッチモンドスクールでは、
習う→理解する→覚える→使える→自分のものになるまで、
しつこく授業をする。
勉強したことが、自然に口に出てくるまで、
何回も何回も繰り返し、自分のものとして習得した段階で次に進む。
従って、カリキュラム通りに進むなんてことはなく、
先生の教えたい授業ではなく、
生徒さんに合わせ(理解度、習得度、またバックグラウンド、趣向、趣味等)
頭と心にストンと落ちた納得のいく授業を行う。
語学習得は時間がかかるものだし、一旦諦めたらゼロになる。
一日一ミリ進めば良いのだ。
まさに継続は力なり。
怒りではなく、優しさに
2015/02/16
米国のパワー国連大使は、人質事件の犠牲になったフリージャーナリスト
後藤健二さんらの活動を紹介し、功績をたたえた
「ケンジは紛争を伝えることに人生を懸け、賞を受けた子ども向けの著書
『ダイヤモンドより平和がほしい』では、シエラレオネの元少年兵の物語を伝えた」
と述べた。
外国では、彼の功績をたたえる人々のニュースが多い。
一方日本では、ネット等で後藤さんに対して厳しい書き込みがある。
自己責任が90%近く、迷惑だ、の声が多い。
勝手に行った人を税金で助ける必要はない。
後藤さんを残酷なほど怒り、憎んでいるようだ。
また、本人の過去を暴き、家族や身の回りの人までも悪者に仕立て上げている。
匿名だけでなく、週刊誌までも書きたてている。
なぜ彼に、そんな意地悪を言えるのか?
その言葉の暴力は、残忍な殺人集団イスラム国と同列ではないか。
彼を、なぜそこまで感情的に憎む必要があるのか?
同じ日本人として悲しく、恥ずかしい。
2万回を超えた有名なツイート
「目を閉じて、じっと我慢。怒ったら、怒鳴ったら、終わり。
それは祈りに近い。憎むは人の業にあらず、裁きは神の領域。
そう教えてくれたのはアラブの兄弟たちだった」(22年9月7日)
以下は彼の出身校である法政大学学長の言葉
「いかなる理由があろうと、いかなる思想のもとであっても、また、
世界中のいかなる国家であろうとも、人の命を奪うことで己を利する行為は、
決して正当化されるものではありません。
暴力によって言論の自由の要である報道の道を閉ざすことも、
あってはならないことです。」
この後も、心に響く言葉が続く。
http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/socho/message02.html
春はそこまで
フランス語・イタリア語開講
2015/02/09
リッチモンドスクールでは、
最近、生徒さんからフランス語とイタリア語クラス開催の要望があり、
今年から実施している。
以前にも、生徒さんの要望に合わせ、
スペイン語やイタリア語クラスを実施したことがある。
我々スタッフが、英語しか話せないので、
イタリア語やフランス語を聞いていると、ワー、カッコイイ、と感嘆する。
先生方は、皆、英語と日本語を話すので、
コミュニケーションは問題ないのだが、
何だか肩身が狭い。
また、子供たちは、
フランス語でも中国語でも覚えも早く、発音も良く、
本当に羨ましい。
3歳からリッチモンドスクールで英語を学び、
現在小5年生のK子ちゃんは
英語のほかに、仏語と中国語を始めた。
賢いお嬢さんなので、楽しんで学んでいる。
K子ちゃんの将来、楽しみだ。
子供の頃から、数か国語を学び、
日常会話くらいは話せ、
少なくとも、聞けるようになれば、
世界中、何処に行ってもawayの状態に陥らない。
平常心で活躍できるだろう。
先日行った宮古島で、
伊良部島と宮古島を結ぶ開通ホヤホヤの伊良部大橋を通行